東北大学 研究シーズ集

LANGUAGE

NRTI誘発ミトコンドリア機能障害に対する分子治療法の開発 —AZTを例として—

更新:2012-04-26
  • seed-110-1-jp.jpg
  • seed-110-2-jp.jpg
  • seed-110-3-jp.jpg
前の画像
次の画像
 この研究は遺伝子治療や再生医療の安全弁としての細胞運命制御技術の開発研究の中で生まれた。高活性型抗レトロウィルス治療(HAART)法による抗HIV治療の一環として用いられているヌクレオシド系逆転写阻害剤(NRTI)、アジドチミジン(AZT)は、ミトコンドリア機能障害による重篤な心筋ミオパチーを誘発し細胞死を招く。その詳細な分子機構を我々はチミジル酸キナーゼ活性型変異体を発現させた細胞を用いて、ミトコンドリアに対する酸化ストレス機構が関与することを解明した。
 この知見に基づき、抗HIV薬として用いられるNRTIが誘発するミトコンドリア機能障害に対する予防方法、すなわち分子標的治療法の開発を行うことができ、さらに酸化ストレスを抑制することで得られる心筋保護効果を検討するモデルシステムとしても利用できると考えている。この技術を産業界で活用したい企業や団体との共同研究を希望する。また、本研究に関して興味のある企業へ学術指導を行う用意がある。

研究者

大学院医学系研究科 分子薬理学分野

柳澤 輝行 教授 
医学博士

YANAGISAWA, Teruyuki, Professor

共同研究者

キーワード

一覧へ