酸素センサー・プロリル水酸化酵素(PHD)を標的とした虚血障害治療薬の開発


更新:2020/06/16
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特徴・独自性
  • 全ての生物は酸素を利用してエネルギーを作り出し、生命活動を維持しています。ひとたび酸素濃度が低下すると、その活動が著しく妨げられ、場合によっては死に至ります。局所の低酸素状態が関連する病気の代表例としては、虚血性心疾患、脳卒中、腎臓病などが挙げられます。私たちは、プロリル水酸化酵素(PHD)が低酸素状態を感知するセンサーとして機能していることに着目し、これを制御することで虚血障害を治療する医薬の開発を推進しています。
実用化イメージ

現在、いくつかのPHDを阻害する化合物を得ており、国内外の製薬メーカー等と連携して、非臨床試験から臨床開発へと進め、実用化を目指しています。

キーワード

研究者

大学院医学系研究科
創生応用医学研究センター
分子病態治療学分野

宮田 敏男 教授 
医学博士(名古屋大学)

Toshio Miyata, Professor