イネ科作物の高温・低温障害の克服法


更新:2020/06/16
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特徴・独自性
  • 地球規模での温暖化は、コムギやオオムギなどの収量に多大な影響を及ぼしている。また、異常気象は局所的な低温ももたらし、東北地方でのイネの冷害は有名である。これら主要作物の温度障害は、いずれも花粉形成の過程が最も脆弱であり、ストレスにより正常花粉ができなくなる。本技術は、植物ホルモンのオーキシンやジベレリン、さらにはカーボンソースを適切な時期に散布することで、これら障害を完全に克服するものである。
実用化イメージ

適切な植物ホルモン等を利用することで異常気象による作物の収量低下を防ぐことができ、農作物の安定的な生産に資する。

キーワード

研究者

大学院生命科学研究科
分子化学生物学専攻
分子ネットワーク講座(分子遺伝生理分野)

東谷 篤志 教授 
理学博士(名古屋大学)/農学修士(京都工芸繊維大学)

Atsushi Higashitani, Professor