酵母を用いた認知症治療薬スクリーニング系の開発


更新:2024/01/23
前の画像
次の画像
特徴・独自性
  • γ セクレターゼを発現した酵母を用いてアルツハイマー病患者脳内で生成されるアミロイドβの生成を検出するアッセイ系を開発
  • 家族性アルツハイマー病家系から見つかっている遺伝子変異を利用することで、特に毒性の高いアミロイドβ(A β 42)の生成を検出することが可能
  • レポーター遺伝子の発現、即ち酵母の生育・レポータ酵素を評価することにより、A β42 を減少させる化合物、変異の同定に成功
実用化イメージ

本法によりγセクレターゼの機能を調節・阻害して認知症治療を目指す、化合物、天然物、遺伝子等のスクリーニングを行うことができる。この技術を産業的に活用したい製薬・食品企業や団体との共同研究を希望する。

キーワード

研究者

大学院農学研究科
農芸化学専攻
生物化学講座(酵素化学分野)

二井 勇人 准教授 
博士(農学)(東京大学)/修士(農学)(東京大学)

Eugene Futai, Associate Professor