行の研究テーマ(43

ウェラブルセンサを用いた身体活動の評価

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特徴・独自性
  • 身体活動時に装着した加速度センサをはじめとするウェラブルセンサの信号処理により身体活動の評価を行う研究。これまでに気圧センサと加速度センサにより、階段や坂道昇降の評価を可能とするアルゴリズム、加速度信号から歩幅を評価するアルゴリズムを提案、実証している。
実用化イメージ

通信機能の搭載あるいはスマートフォンなどへの実装により操作フリーで情報を処理し、わかりやすくユーザーに提示することが可能である。健康やスポーツ活動のモニタリングに利用可能である。

研究者

大学院医工学研究科 医工学専攻 社会医工学講座(健康維持増進医工学分野)

永富 良一  

Ryoichi Nagatomi

Exercise pill、Geroprotector

特徴・独自性
  • 老化は、高齢化社会日本の重要課題であり、むやみな寿命延長ではなく、健康寿命の延長を目指す必要がある。そのために、高齢者の骨格筋萎縮/ Frailty 抑制と老化そのものの抑制する薬剤の開発が急務である。我々は、Exercise pill、Geroprotector 活性を持つ小分子化合物の標的タンパク質の同定を行い、druggable な老化因子の機能解析、SBDDの基礎となるX線構造解析を行っている。
実用化イメージ

複数のExercise pill、Geroprotectorの標的タンパク質、X線共結晶構造からリード化合物を出発点に新しい化合物をデザインして創薬を目指す。

研究者

加齢医学研究所 脳科学研究部門 神経機能情報研究分野

小椋 利彦  

Toshihiko Ogura

オートファジーを用いる創薬技術AUTAC

特徴・独自性
  • 低分子医薬が抱える最も大きな問題は、その適用範囲の狭さにある。現在、タンパク質の8割がアンドラッガブルである。この現状を打破する手法(モダリティー)として、デグレーダーが注目されている。
  • デグレーダーは疾患原因物質を分解除去する機能を持ち、従来の低分子医薬の概念を革新する分子である。私たちのAUTAC は選択的オートファジーを活用した世界初のデグレーダーである。細胞内の有害タンパク質や機能不全ミトコンドリアの分解を促進することができる。他のデグレーダー(例えばPROTAC) では、ミトコンドリア分解は適用範囲外であり、AUTAC はオートファジー誘導剤ならではの優れた特徴を持っている。
実用化イメージ

創薬型の製薬企業との連携やライセンスアウトが期待される。

研究者

大学院生命科学研究科 分子化学生物学専攻 ケミカルバイオロジー講座(分子情報化学分野)

有本 博一  

Hirokazu Arimoto