困難な実環境下で機能するタフなサイバーフィジカルAI


更新:2024/12/15
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概要

身体性をもって実世界で稼働するサイバーフィジカルAIの重要性が急速に高まっている。特に、SDGsや災害などの我が国や世界が有する重大な社会課題や産業課題の解決に資する科学技術に対するニーズが顕在化している。サイバーフィジカルAIが困難な環境下で機能するための高度化、すなわち、システムの頑健性、柔軟性、適応性、それに基づく広い適用性を意味するタフ・サイバーフィジカルAIに関する研究開発を行っている。

従来技術との比較

災害救助や保守点検等は,作業者に危険が伴うこと、及び、作業精度の点で限界があった。そのような領域にAIやロボット技術を適用することで,これまで実現できなかった安全かつ高精度かつ迅速な作業が可能となる。

特徴・独自性
  • 困難環境を探査するアームを有するクローラ機構や球殻ガードを有するドローン機構の研究開発
  • LiDARやカメラや慣性センサを融合した高精細なセマンティック地図構築技術の研究
  • 過酷環境で認識や位置推定や地図構築(SLAM)や動作生成を行う頑健な知能化ソフトの研究開発
  • 既存の移動体に後付けで機器を搭載して自動化を行うレトロフィット技術の研究開発
  • 人とイヌのコミュニケーションやイヌの能力を拡張するAI・ロボット技術の研究開発
実用化イメージ

建設業,製造業,物流,ペット産業をはじめ,あらゆる業界と連携できる可能性がある。また,産業イノベーションや防災・災害対応の政策を推進する官庁,実証機会を提供できる地方自治体との連携が可能。

キーワード

研究者

タフ・サイバーフィジカルAI研究センター

大野 和則 教授 
博士(工学)(筑波大学)/修士(工学)(筑波大学)

Kazunori Ohno, Professor