燃料電池内部の物質輸送現象の量子・分子論的解析


更新:2020/06/16
前の画像
次の画像
特徴・独自性
  • 通常の連続体理論では把握できない燃料電池内部の様々な物質輸送特性を、物質を構成する原子・分子の挙動として捉え、量子論と分子運動論をつなぐ独自の手法を用いたマルチスケール解析によりその物質輸送特性の解明を行っている。量子化学計算等の手法により物質輸送現象を支配する量子力学的要因を明らかにし、その本質的な性質を失わない形でポテンシャルモデルを構築し、分子動力学計算に繰り込んだ計算を行っている。
実用化イメージ

燃料電池業界はもちろんのこと、ナノスケールの構造を有するデバイスの流動現象の解析、たとえば半導体製造プロセスや摩擦現象の解析、次世代電源の開発等に応用可能である。

キーワード

研究者

流体科学研究所
ナノ流動研究部門
量子ナノ流動システム研究分野

徳増 崇 教授 
博士(工学)(東京大学)/修士(工学)(東京大学)

Takashi Tokumasu, Professor