ブレインモルフィックコンピューティングハードウェア


更新:2021/07/12
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特徴・独自性
  • 脳が特異的に持つ機能(例えば、意識/無意識過程、自己、選択的注意など)を、これまでの情報科学的な方法とは異なり、デバイスの物理的な特性・ダイナミクスを用いて直接的に構築することにより、小型高効率高性能な脳型ハードウェアの開発を行う。具体例としては、カオスニューラルネットワークリザバー、高次元複雑ダイナミクスによる最適化、スピン軌道トルクデバイスによるニューラルネットワーク等である。
実用化イメージ

この脳型ハードウェアは、ユーザ個人の情報の学習が必須なエッジ端末に有効で、例えば、補聴器や入れ歯に内蔵して心電や脳波、唾液成分などの学習により、異常検知を行う見守りデバイスなどへの応用が期待できる。

キーワード

研究者

電気通信研究所
人間・生体情報システム研究部門
ソフトコンピューティング集積システム研究室

堀尾 喜彦 教授 
工學博士(慶應義塾大學)/工學修士(慶應義塾大學)

Yoshihiko Horio, Professor