環境DNAを用いた海産魚の生態研究


更新:2022/09/07
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特徴・独自性
  • 環境DNAは環境中に生物から放出されたDNAである。環境DNAの利点は、採水だけでサンプリングが完了することから、今までにない多地点・複数回のビッグデータを得られると事である。現在、河川や沿岸域で、海産魚の環境DNA関係を検出することで、対象種の在不在やバイオマスの推定を試みている。さらに本技術を用いて、生物多様性の評価や保全に向けた研究を展開している。
実用化イメージ

海産魚の漁獲量の減少は深刻であり、資源量管理を行う必要がある。本技術は、漁業者に対して漁獲量に関する提言や、回遊魚の回遊時期やその加入量の予測を提案し、効率的な漁業を行うための一助となり得る。

キーワード

研究者

大学院農学研究科
生物生産科学専攻
水圏生産科学講座(水産資源生態学分野)

村上 弘章 助教 
修士(生命科学)(京都大学)/博士(農学)(京都大学)

Hiroaki Murakami, Assistant Professor