口腔バイオフィルム機能解析システム:「何がいるか?」から「何をしているか?」まで
更新:2020/06/16
- 特徴・独自性
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- 歯、舌、口腔粘膜には、500 種を超す膨大な数の微生物がバイオフィルムを形成し、齲蝕、歯周病、口臭などの口腔疾患、さらには歯科材料劣化の原因となります。
- 私どもは、構成菌種や機能(代謝)をメタゲノム、メタボロミクスといったオミクス技術や最新の検出技術で解析すると共に、その多くが嫌気性菌である構成菌を生きたまま取り出し、高度嫌気性実験システムを用いて機能解析を行っています。「何がいるか?」から「何をしているか?」までを知ることで、初めてその制御(予防と治療)が可能となります。
- 実用化イメージ
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口腔バイオフィルム性疾患(齲蝕、歯周病、口臭、誤嚥性肺炎など)のリスク診断
・ 薬剤や食材の口腔バイオフィルム機能への効果
・バイオフィルム性材料劣化の評価 - キーワード
研究者
大学院歯学研究科
歯科学専攻
エコロジー歯学講座(口腔生化学分野)
髙橋 信博 教授
歯学博士(東北大学)
Nobuhiro Takahashi, Professor