ロッキング機能を有する新しい免震支承システムの開発及び橋梁へ適用の基礎検討


更新:2022/06/06
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特徴・独自性
  • 過去の地震では、ピン支承のアンカーボルトの抜け出しの被害事例が代表例である。実際に発生したピン支承の損傷モードからの逆転の発想として、「従来にはない全く新しい免震支承システム」を提案するものである。このような免震支承によって抜本的な耐震性能の向上を実現可能な支承の設置方法、支承構造を明らかにするため上で、理想化の数学モデルを用いて地震時の動的特性や応答低減の有効性に対して基礎的な検討を行う。
実用化イメージ

支承底面の近傍を支点としてロッキング振動するよう構成されていることを特徴とする。免震支承として橋梁への適用を目指している。例えば、地震後に損傷された支承の交換あるいはは新しい橋梁を作る時に使う支承。

キーワード

研究者

大学院工学研究科
土木工学専攻
社会基盤構造学講座(構造創成学分野)

何 昕昊 助教 
修士(工学)(京都大学)/博士(工学)(京都大学)

Xinhao He, Assistant Professor

構造ダイナミクスとデータ同化の観点から、構造物の動的性能評価、極端な事象に耐える構造システムの創出、データに基づく性能評価手法などに取り組んでいます。