心臓・血管系動態の高精度超音波計測
更新:2020/06/16
- 特徴・独自性
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- 心臓・動脈に照射し反射した超音波の解析で、従来のエコー装置で検出できない、対象物の振動や変形をミクロンオーダで数百Hz帯域(肉眼では捉えられない速い成分)まで高精度計測する方法を開発(図1)。心臓壁の動きの高精度計測でポンプ機能を司る壁伸縮特性評価、収縮のもととなる心筋興奮伝播の可視化、心臓弁開閉時に発生する微小振動伝播可視化(図2)、脈圧に伴う動脈壁厚み変化計測による壁硬さ評価(図3)が可能。
- 実用化イメージ
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超音波計測は非侵襲であり、医療のみならず、健康維持の様々な計測にも展開可能です。超音波計測部分はアナログですが、主な処理はディジタル信号です。
- キーワード
研究者
大学院工学研究科
工学系研究企画室
金井 浩 特任教授(研究)
工学博士(東北大学)/工学修士(東北大学)
Hiroshi Kanai, Specially Appointed Professor(Research)