日本の大学として初めて IPHatch🄬 の枠組みを活用した, スタートアップ企業への特許権の譲渡を実施
東北大学産学連携機構では、社会課題解決のための研究成果の社会実装を進める中で、本学保有特許権(以下、「本学特許」という。)の活用を進めています。
本学特許の活用の一環として、2023年度から、特許権の譲渡や活用支援を通じてスタートアップ企業の成長を支援し、社会課題の解決に取り組むため、パナソニックホールディングス株式会社及びPeaceFuture社(https://www.piecefuture.com/)とともに、IPHatch🄬(※)in Sendai(https://www.iphatchday.com/ja/japan)に取り組んでおります。
なお、日本の大学としてIPHatch🄬に参画したのは、本学が初めてです。今般、IPHatch🄬 in Sendaiにおいて、スタートアップ企業である、Mangachat社(https://sg.mangachat.com/)へ本学特許の譲渡契約が成立いたしましたので、お知らせいたします。
本学としては、譲渡した特許権が着実に社会実装されるように、PeaceFuture社と共に、譲渡先のMangachat社への協力等を引き続き行っていきます。さらに、本学としては、研究開発成果の社会実装による社会課題の解決を一層促進すべく、本学特許の活用に関して、IPHatch🄬やその他の新たな取組について、積極的に参画を検討してまいります。
IPHatch🄬in Sendaiの一環で実施したセミナー Pitch(オンライン)の様子
<IPHatch🄬in Sendaiで実施したセミナー・メンタリング・Pitch一覧>
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(※)IPHatchとは、国内外スタートアップ企業が、大企業等を保有する社会実装の可能性が高い特許権とマッチングを行い、当該特許権を活用して、ビジネスの拡大を目指すオープンイノベーションプログラムです。単純なマッチングとは異なり、複数回のセミナー・メンタリング・ピッチを実施することで、スタートアップがマッチングした特許権等を着実に実装し、ビジネス展開できるよう、スタートアップの成長をも促す仕組みです。PeaceFuture社が運営し、ヨーロッパ、アジア等で多数開催実績があります。日本においては2例目の開催であり、日本の大学と連携して実施したのは今回が初めてです。本学は「大学知財のさらなる活用」×「スタートアップのビジネス拡大」を通じた社会課題解決を目指し、本取組に参加しています。 |