• twitter
  • twitter

研究者紹介

小林 弘明 助教

2022.01.05
東北大学 多元物質科学研究所 助教
小林 弘明(こばやし ひろあき)先生
 
 小林先生は、より高性能なリチウムイオン電池、次世代のマグネシウム金属電池や有機蓄電池、
そして二酸化炭素の再資源化を促す触媒等、多岐にわたるエネルギーデバイスに関して幅広く
ご研究されています。今回は、小林先生の研究とご自身についてのインタビューです。
 
 小林先生は様々なテーマで成果を出し、活発にプレスリリースも行っておられます。
(「混ぜるだけ!発想を変えた新しい有機蓄電池の開発(2020年5月)」、「コバルトフリー
正極の安定な高電圧動作に成功(2021年9月)」、「疑似固体リチウムイオン電池の3Dプリント
製造技術を開発(2021年11月)」)。
 
―どのようなお考えで研究を進めているのでしょうか?
 
私は「材料科学」の研究者です。社会には多岐にわたるニーズとデバイスが存在しますが、
これらを支える新材料を創出する基幹技術の研究を行っています。応用先ありきではなく、
新材料をどう使うと材料が活きるのか、適用するデバイスがどれであり、どう良いものになりうるのか。
材料側から視野広く物事を見ることを心がけています。そして、成果については産業界から広く
注目してもらうため、広く公開することも重視しています。
 
―学内外問わず様々なネットワークに積極的に参加しておられますね。
 
次世代高容量蓄電池の研究開発プロジェクトJST ALCA-SPRINGでは唯一の助教として参画しています。
また東北大学の新領域創成プロジェクトFRiDでは唯一助教だけのチームで採択されました。
研究においては、自身が楽しんで取り組むことはもちろんですが、人とのつながり、そしてそこから
得られるインスピレーションも大切にしています。私の「材料を最大限活かす」という武器を手に、
今後も学内外のネットワークを広げていきたいと思います。
 
―先生のこれからの目標、どんなビジョンをお持ちか教えてください。

SDGsの中に「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」とあります。私はこれまで開発した材料を、
今後のEV社会や医療ニーズを見据えてデバイスの高性能化・小型化を実現する技術に展開してきました。
これからも、社会のこれからのエネルギー循環に貢献するようなデバイス、それを支える材料を
作り出したいと考えています。
是非、産業界には私たちの技術や材料に注目してもらい、共にそれらを世に出していけたらと考えています。
 
_____
▼▼もっと知りたい方はこちら▼▼▼
 
→研究室WEBサイト
http://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/honma/
→research map
小林 弘明 (Hiroaki Kobayashi) - マイポータル - researchmap
 →プレスリリース
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2020/05/press20200518-01-Storage.html
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2021/09/press20210927-01-battery.html
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2021/11/press20211111-01-battery.html
▼▼ウェビナー・出展情報はこちらから▼▼▼
➡CMCリサーチウェビナーのご案内(有料):リチウムイオン電池の3Dプリンティングと高エネルギー化:2022年2月7日(月)13:30~16:30 
https://cmcre.com/archives/90680/
➡nanotech2022出展:2022年1月26日(水)-28日(金)
(出展テーマ:次世代リチウムイオン電池の技術革新)
https://www.nanotechexpo.jp/main/
 
以上
INDEXへ戻る