電磁センシングによる材料劣化損傷の非破壊評価
更新:2024/12/20
- 概要
次世代輸送システム・エネルギープラントの合理的管理・高信頼化のため,構造材料の劣化・損傷に対するセンシング,およびモニタリング技術に関する研究を行っています.特に高い信頼性が求められる金属材料、複合材料の電磁非破壊試験による材質評価法と劣化診断法を開発しています.CFRPの炭素繊維の密度・配向評価、金属材料(磁性材料)の残留応力評価、などを定量的かつ高精度に評価することを目指し研究を行っています.
- 従来技術との比較
モデリング、数値シミュレーションと非破壊試験を融合させることにより、材料の電磁特性を定量的に評価し、材料の劣化と損傷を推定する
- 特徴・独自性
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- 電磁特性に着目した材質と材料劣化・損傷の評価など。
- 実用化イメージ
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現在、鉄鋼材料の欠陥検出やCFRPの材質評価に関する共同研究を実施中。再使用ロケットエンジンの検査法としても検討が進められている。
- キーワード
研究者
流体科学研究所
附属リヨンセンター
流動・材料システム評価研究分野
内一 哲哉 教授
博士(工学)(東京大学)
Tetsuya Uchimoto, Professor