CAD/CAM応用に向けた歯列形態と咬合関係の高精度計測
更新:2020-06-16
特徴・独自性
CAD/CAMによる歯科補綴装置の調製が実現されて久しいが、寸法精度は無調整で口腔に装着可能な程度に遠く及ばない。印象採得時の開口により顎骨や歯列が変形し、咬合関係に関するCADデータの精度が低下するためである。本技術は咬頭嵌合位のチェックバイト形状を用いて個々の歯冠形態を再配置し、咬合時の歯列形態や咬合状態を再現するもので、補綴装置が無調整で装着できる精度(0.04mm)を実現した。産学連携の可能性 (想定される用途・業界)
本法独自のチェックバイト法を現行の精密印象法もしくは光学印象法と併用するもので、種々の商用CADシステムに容易に応用可能である。高精度商用システム開発に向け、歯科関連企業との連携を希望する。研究者
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関連情報
1) 服部佳功, 田中恭恵. 咬合関係の高忠実度再現法の提案. 日本歯技, 508: 33-38, 2011.
2) Yasue Tanaka, Yoshinori Hattori. Dimensional and occlusal accuracy of a novel three-dimensional digital model of articulated dental arches. International Journal of Prosthodontics, 26(3): 282–287, 2013.
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