生体材料やシミュレーションによる医療デバイス開発


更新:2025/06/11
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特徴・独自性

医療デバイスの状態が視認でき、かつ生体にかかるストレスを測定できる生体モデルを開発しています。我々の生体モデルはハイドロゲル素材のため、透明で表面摩擦抵抗が低いことが特徴(図1)です。さらに、ヒト血管の力学的特性および形状を忠実に再現し、血流の実験的測定をすることが可能(図2)です。また、最適化手法を用いた医療デバイスの最適なデザインや操作の研究も行っており、特に粒子塞栓のコンピュータシミュレーション(図3)やカテーテル操作の研究開発をしています。これらは、デバイス開発初期段階でのPOC(proof ofconcept)に役立ち、動物実験の減少にも貢献が期待されます。

実用化イメージ

医療デバイス開発を進める企業、業界との連携が可能です。医療画像診断装置や画像処理、MEMS を用いた医療機器開発のPOC、医療機器の標準化、医療トレーニング企業、高分子素材企業など、様々な場面で協働が期待できます。

キーワード

研究者

流体科学研究所

太田 信 教授 
博士(工学)(京都大学)/修士(工学)(京都大学)

Makoto Ohta, Professor