繊維質物質を用いた高含水比泥土再資源化技術の開発
更新:2020-06-16
特徴・独自性
建設汚泥やヘドロなどの泥土は、含水比が高いため直接利用が困難であり、リサイクル率が低いのが現状である。そこで、本研究室では軟弱泥土に古紙破砕物とセメント系固化材を混合し、良質な土砂に再資源化する繊維質固化処理土工法(ボンテラン工法)を開発している。本工法の最大の特徴は、泥土の再資源化の過程で古紙と泥土を混合する点であり、土砂内部に含まれる繊維質物質が様々な優れた地盤工学的特徴を生み出している。産学連携の可能性 (想定される用途・業界)
本工法により生成される土砂は、破壊強度および破壊ひずみが大きい、乾湿に対する耐久性が高い、動的強度が高く液状化し難いといった特徴を有するため、堤防の補強盛土など様々な土構造物の構築に使用可能である。研究者
大学院環境科学研究科 先進社会環境学専攻 資源戦略学講座 地球開発環境学分野
高橋 弘
教授
工学博士
TAKAHASHI Hiroshi, Professor
キーワード
関連情報
軟弱泥土を高機能性地盤材料に再資源化-ボンテラン工法の原理と特徴-(建設の施工企画,No.757,pp.50-55,2013)
建設マネジメント技術,2008年8月号(通巻363号),pp.27-35,2008
前へ
一覧へ
次へ