社会における科学・技術 ー 科学・技術の哲学と倫理
更新:2025/02/14
- 概要
人間が幸せを感じられる社会を作っていくために、テクノロジーの進化と不可分の未来社会をどのようにデザインしていくべきか。近年言われるELSIも念頭に、研究者、技術者、企業の間でwell-beingを実現する技術を目指し、応用哲学・応用倫理学の方面からアプローチする。
- 従来技術との比較
研究・開発から社会実装に至る過程で、上流の段階から人や世界との関わりやwell-beingの実現を組み込んでいくアプローチのなかで、人文社会科学と技術開発との接点を見いだしていく。- 特徴・独自性
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- 「人間中心的デザイン」が言われて久しいですが、何が人間中心的であるのか、研究開発によってどのような社会が予想され、また厄介な(倫理的、社会的、技術的)問題が生じるのかはそれほど明らかではありません。人工物や人工物を介した人や世界との関わりのあり方について哲学や倫理学の視点を用いながら研究を進めています。
- 実用化イメージ
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理論立てて効率的に正解を求める工学的思考とともに、現在は答えのない課題に対応し、既存の概念に囚われない思考が求められています。一歩先のことを考えるような協働関係が築ければ成果が出せると思います。
- キーワード