水産生物における遺伝的多様性モニタリングシステムの構築
更新:2020-06-16
特徴・独自性
遺伝的多様性の維持は、水圏生物の持続的利用や保全を図る上で重要なポイントです。本研究は、DNA分析と集団遺伝学的な解析を主なツールとして、1)自然集団の遺伝的構造や系統地理を明らかにして保全方策を提言し、2)栽培漁業の対象となっている魚介類について、放流種苗の遺伝的特徴や海域での種苗の生残率または再生産への寄与度を明らかにすることによって、より良い放流方法の確立に貢献することを目指しています。産学連携の可能性 (想定される用途・業界)
海洋や河川・湖沼の生態系の現況調査においては、種数や個体数だけではなく遺伝的多様性についてもモニタリングしておくことの重要性が認識されつつあります。主に分析手法や解析方法についての学術指導や共同研究を行う準備があります。研究者
大学院農学研究科・農学部 附属複合生態フィールド教育研究センター 複合水域生産システム部
池田 実
教授
博士(農学)
IKEDA Minoru, Professor
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