メタボロミクスによる診断マーカー探索


更新:2025/06/13
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特徴・独自性

種々の先天性代謝異常や肝胆道系疾患によってコレステロールの恒常性が破綻すると、体液中のコレステロール代謝物プロファイルが変化し、増加した代謝物が抱合体として血液や尿中に現れます。抱合形式ごとに特徴的なフラグメントパターンを活用し、LC/ESI-MS/MS を用いて、特定の抱合型代謝物を群特異的かつ網羅的に解析可能となりました。この手法を用いることにより、様々な疾患の診断マーカー候補分子を効率的に探索できます。

実用化イメージ

候補分子の診断マーカーとしての有用性が検証された場合、スクリーニング検査が必要になります。抗体や酵素を用いたバイオアッセイ系の開発において企業と連携できる可能性があります。

キーワード

研究者

病院

眞野 成康 教授 
博士(薬学)(東北大学)

Nariyasu Mano, Professor