東北大学 研究シーズ集

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青色光を用いた殺虫技術の開発

更新:2020-06-16
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特徴・独自性

可視光には複雑な動物に対する致死効果はないとこれまで考えられていたが、その常識を覆し、青色光に殺虫効果があることを明らかにした。LED などの照明装置を用いて、青色光を害虫の発生場所に照射するだけの殺虫方法であるため、クリーンで安全性の高い全く新しいケミカルフリーな害虫防除技術になることが期待される。可視光に殺虫効果があることを発見したのは世界初であり、他に類似のものが全くない独自の技術である。

産学連携の可能性 (想定される用途・業界)

農業、食品産業、畜産業、公衆衛生、一般家庭など様々な分野における害虫防除への利用を想定している。上記用途と関連する業界あるいは照明メーカーとの連携が考えられる。

研究者

大学院農学研究科・農学部 応用生命科学専攻

堀 雅敏 教授 
博士(農学)

HORI Masatoshi, Professor

キーワード

関連情報

論文
Hori, M., K. Shibuya, M. Sato and Y. Saito, Lethal effects of short-wavelength visible light on insects. Scientific Reports 4: 7383 (2014).

堀雅敏, 青色光の昆虫に対する致死効果, 照明学会誌 100巻11号 (2016), 478-482.
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