医療における意思決定への行動経済学的アプローチ


更新:2020/06/16
前の画像
次の画像
特徴・独自性
  • 医療場面での意思決定において、患者の意向の尊重という名の下に、選択を完全に患者に任せるようなコミュニケーションが少なからず取られている。しかし、意思決定を難しく感じる患者も多く、医学的な観点からは不合理と思われるような選択をするケースも生じる。本研究は、行動経済学のアプローチを医療場面に応用し、患者のバイアスや感情を考慮したより適切な医療コミュニケーションのあり方を探ることを目的として進めている。
実用化イメージ

当該領域は近年アプリ等の活用も進んでいるため、開発を手がける企業との連携の可能性がある。また、治療選択のみならず検診受診やワクチン接種等の行動も扱っているため、行動変容を目指したい自治体等との連携の可能性もある。

キーワード

研究者

大学院教育学研究科
総合教育科学専攻
教育心理学講座(臨床心理学)

吉田 沙蘭 准教授 
博士(教育学)(東京大学)/修士(教育学)(東京大学)

Saran Yoshida, Associate Professor