生体組織内細胞の転写因子活性の定量測定
更新:2025/06/24
- 特徴・独自性
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遺伝子発現プロファイルを計測する手法は多様にありますが、遺伝子の発現を制御する転写因子の活性を定量評価する技術は不足しています。我々は生体組織内細胞や培養細胞が発現する複数の内在転写因子の転写活性を直接定量評価する技術を開発しました。本技術を用いることにより病態や生理活動に関連して生体組織内細胞の状態がどのように変化するのか解析することができます。
- 実用化イメージ
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本技術を使用し、ヒト培養細胞や実験動物の生体組織内の多数の転写因子活性を効率的に計測することで、転写因子活性を標的とした創薬や、ドラッグデリバリーシステムの探索、医薬品の薬効、副作用スクリーニングなどへの活用が期待できます。
- キーワード
研究者
大学院生命科学研究科
安部 健太郎 教授
修士(生命科学)(京都大学)/博士(生命科学)(京都大学)
Kentaro Abe, Professor