赤血球分化の新規調節機構を標的とした斬新な貧血治療薬の開発 ENGLISHお問い合わせ 更新:2020/06/16 前の画像 次の画像 特徴・独自性 貧血は世界で最も罹患率の高い疾患であるが、輸血やエリスロポエチンなどの既存治療法の効果はしばしば限定的である。我々は代謝酵素の抑制により、赤血球産生が促進される事を発見し、新たな貧血治療戦略を見出した。さらに、同酵素活性をモニターできる人工遺伝子を開発し、スクリーニング系を確立している。 実用化イメージ 産学連携により、この新しい制御機構を標的とする低分子化合物等の探索・評価を迅速に進め、斬新な貧血治療薬の開発へとつなげたい。また、ドラッグリポジショニングの可能性についても共同で検討していきたい。 キーワード 貧血 低分子化合物 治療薬 エピジェネティクス エリスロポエチン 研究者 大学院医学系研究科 医科学専攻 細胞生物学講座(生物化学分野) 五十嵐 和彦 教授 医学博士(東北大学) Kazuhiko Igarashi, Professor 研究室ウェブサイト 研究者紹介※論文・知的財産等の情報はこちら 研究室ウェブサイト 研究者紹介※論文・知的財産等の情報はこちら 関連情報 Kato. H, et.al., “Infection perturbs Bach2- and Bach1-dependent erythroid lineage 'choice' to cause anemia”, Nat Immunol. 2018 Oct;19(10):1059-1070https://www.nature.com/articles/s41590-018-0202-3