バイオスティミュラントの探索
更新:2024/01/23
- 概要
農薬成分の使用範囲は厳しくなる一方であるにもかかわらず,作物の効率生産を求められている.本研究室ではイオン輸送体(イオンチャネル・トランスポーター)を標的とする調節剤を探索して,植物の耐環境性や成長を促すバイオスティミュラントや環境にやさしい農薬の候補化合物の同定と生産をめざしています.
- 従来技術との比較
従来の農薬を代替する植物の耐環境性を強化する化合物
- 特徴・独自性
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- 農薬の代替であるバイオスティミュラントの開発を行う.植物の活性を調節するイオン輸送体などを標的分子とする化合物を探索する.植物に,耐乾燥性,耐塩性,光合成機能の向上,成長調節機能の人為的な強化をめざす.
- 実用化イメージ
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候補化合物を,化学,農薬,食品,資材業界の専門家の協力と連携によって,より高性能で田畑で効果のあるバイオスティミュラントや天然の農薬として発展させることができればと思っています.
- キーワード
研究者
大学院工学研究科
バイオ工学専攻
生体機能化学講座(応用生物物理化学分野)
魚住 信之 教授
博士(工学)名古屋大学
Nobuyuki Uozumi, Professor