環境DNAを用いた魚類生態と多様性の推定


更新:2025/06/30
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特徴・独自性

環境 DNA は環境中に生物から放出 さ れ た DNA で す。 環 境DNA の利点は、採水だけでサンプリングが完了することから、今までにない多地点・複数回のビッグデータを取得できる点です。現在、河川や沿岸域で、海産魚の環境 DNA 関係を検出することで、対象種の在不在やバイオマスの推定を試みています。さらに本技術を用いて、生物多様性の評価や保全に向けた研究を展開しています。

実用化イメージ

海産魚の漁獲量の減少は深刻であり、資源量管理を行う必要があります。本技術は、漁業者に対して漁獲量に関する提言や、回遊魚の回遊時期やその加入量の予測を提供し、効率的な漁業を行うための一助となり得ます。

キーワード

研究者

大学院農学研究科

村上 弘章 助教 
修士(生命科学)(京都大学)/博士(農学)(京都大学)

Hiroaki Murakami, Assistant Professor