多文化共生と人権教育
更新:2022-06-03
特徴・独自性
本研究は、留学生と国内学生が集まる国際共修授業において、人権を柱にクラスを運営し、普遍的な概念である人権を取り上げて教育実践し、調査研究を行う点に独自性がある。具体的には、普遍的ではあるが地域性、個別具体的な側面のある人権について、多様なバックグラウンドを持つ学生が共に学ぶとき、人権が切り口となり、参加者の多様性が生かされて、参加者間に関係性が構築され、学びの深まりにつながるかを探求している。産学連携の可能性 (想定される用途・業界)
「多文化共生・人権」に関わる活動を行っている団体との連携が可能であると考え、連携したいと思っている。本研究の成果は、教室内にとどまらず、地域、国、世界で生かされる知識、技能、態度の育成を目指している。研究者
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関連情報
1.分担執筆「第14章 多文化共生を実現しよう‐留学生と日本人学生が共に学ぶ実践から‐」『人権論の教科書』,ミネルヴァ書房,2021年
2.共著『多様性が拓く学びのデザイン-主体的・対話的に他者と学ぶ教養教育の理論と実践』「第3章 言語と文化の違いを超えて学生が学び合う国際共修授業」,明石書店,2020年
3.分担執筆「第8章 教育の国際化を原点とする国際共修授業」,髙橋美能,『国際共修-文化的多様性を生かした授業実践へのアプローチ-』,東信堂,162-184頁,2019年
4.分担執筆「第4章 東北大学の交換留学制度」,髙橋美能,『PDブックレットVol.12 海外留学プログラム開発のためのハンドブック』,東北大学高度教養教育・学生支援機構編,62-88頁,2019年
5. 『多文化共生社会の構築と大学教育』東北大学出版会,2018年度科学研究費助成事業(研究成果公開促進費)の助成を受けて出版,2019年
6. 分担執筆「第Ⅳ部 第14章 人権と教育」,宮本美能,『教育学入門』,岡田昭人編著,ミネルヴァ書房,103-110頁,2015年
論文:
1.「米英の大学の学部で実施される人権教育の実態調査」『人権教育研究』,査読あり,第21巻,65-78頁,2021年
2.「多様なバックグラウンドを活かす国際共修授業の実践-オンラインで実践する授業のメリットとデメリット-」『東北大学高度教養教育・学生支援機構紀要』,査読あり,第7号,79-90頁,2021年
3.「対面による国際共修授業の意義と効果-新型コロナウイルス流行前の実践から-」『東北大学高度教養教育・学生支援機構紀要』,査読あり,第7号,331-343頁,2021年
4. 「多様なバックグラウンドを持つ学生が共に学ぶ人権教育-国際共修授業の効果と課題-」『留学生交流・指導研究』,査読有,23号,93-106頁,2021年
5.「日本の大学における人権教育の実践と課題-全国の人権教育実施調査を基に-」『人権教育研究』,査読有,第20巻,33-46頁,2020年
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