行の研究者 44人

ブレインモルフィックコンピューティングハードウェア

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特徴・独自性
  • 脳が特異的に持つ機能(例えば、意識/無意識過程、自己、選択的注意など)を、これまでの情報科学的な方法とは異なり、デバイスの物理的な特性・ダイナミクスを用いて直接的に構築することにより、小型高効率高性能な脳型ハードウェアの開発を行う。具体例としては、カオスニューラルネットワークリザバー、高次元複雑ダイナミクスによる最適化、スピン軌道トルクデバイスによるニューラルネットワーク等である。
実用化イメージ

この脳型ハードウェアは、ユーザ個人の情報の学習が必須なエッジ端末に有効で、例えば、補聴器や入れ歯に内蔵して心電や脳波、唾液成分などの学習により、異常検知を行う見守りデバイスなどへの応用が期待できる。

研究者

電気通信研究所 人間・生体情報システム研究部門 ソフトコンピューティング集積システム研究室

堀尾 喜彦  

Yoshihiko Horio

学校現場における教員および児童生徒によるICT活用に関する実証研究

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特徴・独自性
  • 我が国の初等・中等教育の学校現場におけるICT活用について研究している。学校現場、とりわけ公立学校の義務教育におけるテクノロジー導入を考える際には、児童生徒の学力向上というミッションからのブレがないことや、多忙な教員にとって現実的かつ持続可能であること、低廉なコスト、さらには公教育における平等性のバランスなどの「宿命」が存在する。これらを勘案した上でのICT活用について、より実証的な研究を目指していることが特徴である。
  • これまで、(1)教員に広く用いられやすいICT は実物投影機であり、その活用については各教員による授業の個性と関係していることの解明、(2)デジタル教科書等を比較的シンプルな工数で開発する技術、(3)小学生向けのキーボード入力学習e ラーニングの開発などに取り組んできた。
実用化イメージ

我が国の初等・中等教育の学校現場を対象とした教員向け授業支援ツールや児童生徒向けデジタル教材等の開発に関するコンサルティング等が考えられる。

研究者

大学院情報科学研究科 人間社会情報科学専攻 メディア情報学講座(情報リテラシー論分野)

堀田 龍也  

Tatsuya Horita

レアメタルフリー高性能蓄電池の先端ナノテクノロジー

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特徴・独自性
  • 高容量・高出力・高安全性・低コストの次世代蓄電エネルギーデバイスであるポストリチウムイオン電池を実現するために、単原子層物質グラフェン、金属硫化物ナノシート、ナノ結晶活物質、ナノ粒子、ナノ多孔材料などの新しい機能材料の開拓とデバイス応用を研究する。全固体型リチウム二次電池、マグネシウム電池、燃料電池、大容量キャパシタ、ウェアラブル電池などの高性能電極材料・デバイス創製の精密化学プロセスを研究する。
実用化イメージ

ポストリチウムイオン電池および革新的エネルギー材料開発を研究シーズとして素材産業、電池メーカー、電気自動車企業、スマートグリッドや再生可能エネルギー等の電力ビジネス企業との共同研究を積極的に推進する。

研究者

多元物質科学研究所 附属金属資源プロセス研究センター エネルギーデバイス化学研究分野

本間 格  

Itaru Homma

情報セキュリティ技術とその応用

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特徴・独自性
  • 実世界とサイバー空間のコンピューティングが融合する次世代ICT 社会に向けた情報セキュリティ技術の研究を行っています。特に、暗号や秘密計算等のセキュリティ機能を超高速・極低電力で行うHWおよびSWコンピューティング、システムを各種物理攻撃(システムに物理的にアクセスして行う攻撃)から守るセキュア実装技術、システムの利用環境や応用分野に応じたセキュリティ最適化技術の関する研究を中心に行っています。
実用化イメージ

情報セキュリティ技術の分野における産学連携を進めることができます。特に、組込みシステムセキュリティの先端的知見・技術を活かして、これまで多くの国内外企業、大学、研究機関などと連携した実績があります。

研究者

電気通信研究所 情報通信基盤研究部門 環境調和型セキュア情報システム研究室

本間 尚文  

Naofumi Homma