東北大学 研究シーズ集

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植物免疫の分子機構に関する研究

更新:2018-12-19
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特徴・独自性
植物は病原体の感染に対して自らを守る防御システムを備えている。我々の研究グループでは、その防御システムを制御する抵抗性遺伝子の単離、抵抗性発現に関わるシグナル伝達系の解析、抵抗性発現により誘導される抗菌性タンパク質などの防御関連タンパク質をコードする遺伝子群の特定を行っている。さらに、単離したそれら遺伝子をマーカーとして利用するため、転写制御領域に発光タンパク質コード領域を連結した遺伝子を形質転換した植物を作出し、病害抵抗性の誘導を可視的に検知できるシステムを構築した(写真)。

産学連携の可能性(想定される用途・業界)
農業現場で使用されている化学農薬は、生物毒性による環境への影響や薬剤耐性菌の出現などが問題となっており、食の安全・安心や、環境と調和した持続的な食料生産体制の確立の観点からも、従来の農薬に代わる病害防除手段として、植物のもつ防御応答システムを活性化する化合物の開発が注目されている。殺虫剤・防除剤等の薬品メーカー、漢方・生薬市場、サプリメント・食品メーカー等での活用が可能。

研究者

農学研究科 応用生命科学専攻 植物病理学分野

高橋 英樹 教授 
農学博士

TAKAHASHI, Hideki, Professor

キーワード

関連情報

論文
Takahashi, H., Shoji, H., Ando, S., Kanayama, Y., Kusano, T., Takeshita, M., Suzuki, M. and Masuta, C. (2012) RCY1-mediated resistance to Cucumber mosaic virus is regulated by LRR domain-mediated interaction with CMV(Y) following degradation of RCY1. Molecular Plant-Microbe Interactions 25: 1171-1185.

Takahashi, H., Kai, A., Yamashita, M., Ando, S., Sekine, K.-T., Kanayama, Y. and Tomita, H. (2012) Cyclic nucleotide-gated ion channel-mediated cell death may not be critical for R gene-conferred resistance to Cucumber mosaic virus in Arabidopsis thaliana. Physiological and Molecular Plant Pathology 79: 40-48.
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