インターネットビデオが持つ指紋のような固有パターン
更新:2018-12-11
最新の研究により、インターネット上を流れるビデオストリームには、各ビデオ固有の特徴が存在することが明らかになってきました。シーン変化の多少といったビデオ映像そのものの特徴や、エンコード方式の違い等により、リアルタイムビデオ配信ではネットワークを流れるデータ列に各ビデオ固有のパターンが現れます。ネットワークの中間点においてデータの中身を見ることなくビデオを特定できる技術として注目を集めています。
産学連携の可能性(想定される用途・業界)
ビデオを視聴しているユーザのプライバシー等を侵害することなく、違法ユーザによる有料ビデオの横流しや秘密TV会議映像の企業外への流出の防止、あるいはビデオコンテンツの流通調査などでの利用が期待できます。
研究者
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関連情報
松田和政,中山英久,加藤寧,“動的なトラヒックパターン生成方式を用いたストリーミング動画検知手法,”電子情報通信学会和文論文誌B,vol. J93-B,no. 2,pp. 166-176,2010年2月.
参考URL
http://www.it.ecei.tohoku.ac.jp/innovation/02/
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