- 概要
次世代バルーン拡張型ステントへの適用を念頭に、規格Co-Cr合金高強度化・高延性化のための加工熱処理プロセス高度化に加えて、更なる機械的特性の向上およびX線視認性の向上を指向とした新規Co-Cr合金開発を行っている。
- 従来技術との比較
次世代ステントには更なる小径化が要求されているため、高強度・高延性に加えて、低降伏応力や高X線視認性という多様な特性が要求されている。低温熱処理技術と軽元素・貴金属の合金化によりその課題を解決する。
- 特徴・独自性
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- 高強度・高延性・低降伏強度の共立
- 高いX線視認性のための合金設計
- 生体用Co-Cr合金の特性評価技術
- 実用化イメージ
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次世代ステントの実用化に、生体用Co-Cr合金の加工熱処理プロセスの高度化と新合金開発の観点から貢献する。
研究者
大学院工学研究科
材料システム工学専攻
生体材料システム学講座(医用材料工学分野)
成島 尚之
Takayuki Narushima
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- 特徴・独自性
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- 独自に開発した次世代DNA分析技術であるMIG-seq(MultiplexedISSR Genotyping by sequencing)法により、わずか数ngのDNA試料があれば、数千領域のDNA 情報を取得して、あらゆる生物を対象に個体・品種・集団・雑種・種・未知サンプルの同定を行うことができる。早く、安く、高い正確性で識別可能なのが大きな特徴である。
- 実用化イメージ
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作物品種の育成者権保護のための品種鑑定や、品種・産地偽装検査等、生物の「識別」を必要とする広い用途に利用できる。
研究者
大学院農学研究科
生物生産科学専攻
植物生命科学講座(森林生態学分野)
陶山 佳久
Yoshihisa Suyama
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- 特徴・独自性
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- 弾道飛行装置は、高速で飛翔体を射出する装置です。射出速度は200m/s の亜音速から最高6km/sの超音速領域までの広い速度範囲であり、気体中、液体中の高速自由飛行実験、高速衝突実験が可能であり、航空宇宙、地球物理分野をはじめとする様々な理工学分野における基礎・応用実験が行えます。
- 実用化イメージ
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流体科学研究所における共用(外部利用可)の超音速実験研究に関わる施設の設備であり、高速飛翔体まわりの流れの計測から、高速衝突による材料物性の計測まで、幅広い分野でご利用いただけます。
研究者
流体科学研究所
流動創成研究部門
宇宙熱流体システム研究分野
永井 大樹
Hiroki Nagai
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- 特徴・独自性
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- 電波が吸収され届きにくかった人体内と体外をつなげる通信、工場内などの高密環境でも干渉を低減しリアルタイム性を実現する通信、周波数資源をディジタルビームフォーミングにより空間的・時間的に分割して有効利用できる通信など、次世代ワイヤレスIoTに関する研究を、デバイス・回路・実装・ディジタル信号処理技術から送受信機・サブシステムに至るまで一貫して研究・開発を行っている。
- 実用化イメージ
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・当研究室で開発したリアルタイムスペクトラムモニタによる、各種無線通信機器間干渉の見える化 ・5Gで注目されているミリ波、サブテラヘルツ無線の送受信機、デバイス、アンテナの評価、開発などの技術支援
研究者
電気通信研究所
情報通信基盤研究部門
先端ワイヤレス通信技術研究室
末松 憲治
Noriharu Suematsu
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- 特徴・独自性
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- 自然免疫は、感染症、急性炎症、自己免疫疾患などと密接に関係するだけでなく、最近、自然免疫と一見無関係とも思えるガンの転移やメタボリックシンドロームなどの疾患とも関係していることが明らかとなってきました。したがって、自然免疫は、創薬の重要なターゲットであります。これまでに、自然免疫の種間での共通性を利用して、ショウジョウバエ個体を用いた自然免疫スクリーニング系を確立し、自然免疫を活性化する化合物、あるいは抑制する化合物を同定しています。また、自然免疫シグナル機構を利用した新たな検出技術も開発しています。
- 実用化イメージ
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創薬だけでなく、新たな検出技術の開発につながることが期待できます。
研究者
大学院薬学研究科
生命薬科学専攻
生命情報薬学講座(生命機能解析学分野)
倉田 祥一朗
Shoichiro Kurata
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研究者
大学院歯学研究科
歯科学専攻
リハビリテーション歯学講座(加齢歯科学分野)
山口 哲史
Satoshi Yamaguchi
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- 特徴・独自性
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- 時間軸と空間軸からみたエネルギー社会の将来を明らかにすることを目的とする。「時間軸」と地域社会の「空間軸」を基軸に、エネルギー効率、CO2 排出量等の「技術指標」と、脱炭素、経済性、セキュリティ、レジリエンス等の「価値指標」、さらにエネルギーシステムの「資源」「変換技術」「需要部門」のセクターカップリングを加えた、統合最適化手法を開発して、地域社会にふさわしいエネルギーシステムをデザインします。
- 実用化イメージ
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地方公共団体あるいは参画企業やコンサルタントがスマートシティ、脱炭素先行地域を企画するうえで、地域エネルギー需給に関わるデータベースを提供して、データ分析やシナリオデザインを支援する。
研究者
大学院工学研究科
技術社会システム専攻
ソーシャルシステムデザイン講座(エネルギーサステナビリティ分野)
中田 俊彦
Toshihiko Nakata
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- 特徴・独自性
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- 生細胞において、標的タンパク質をユビキチンプロテアソーム系に誘導する技術を開発しました。この手法を用いて、難病である神経変性疾患の原因タンパク質も減少できることを確認しました。
- 実用化イメージ
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創薬、生命科学分野での応用が期待されます。
研究者
大学院生命科学研究科
分子化学生物学専攻
ケミカルバイオロジー講座(活性分子動態分野)
石川 稔
Minoru Ishikawa
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- 特徴・独自性
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- 人の行動情報をセンシングし、人の意図や心身状態、人間関係を読み取ろうとする動きが進んでいます。このような状況を踏まえ、本研究室では、視線計測技術などを用いた実験心理学的手法によって人の身体行動に内在する心の理解に関する認知機能の解明に取り組んでいます。
- 実用化イメージ
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私たちは、日常の中で、極めて効率的な身体行動を様々な状況で柔軟かつ容易に実現していますが、なぜこのようなことが可能なのでしょうか? この問題は、認知科学、神経科学、リハビリテーション医学、スポーツ科学、ロボット工学などの様々な研究分野で取り組まれている重要な問題の一つです。 効率的な身体行動の実現には、目に見える「物理的な身体」ではなく、目に見えない「心の中の身体」(自己身体の気づき)が深く関与することを見出しており、「心の中の身体」のメカニズムと機能的役割の解明を進めています。
研究者
大学院情報科学研究科
応用情報科学専攻
応用生命情報学講座(認知情報学分野)
松宮 一道
Kazumichi Matsumiya
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- 概要
実験動物を用いた基礎生理学の研究において、脳波、心電図、自律神経信号などを同時に計測することで、全身の動的連関を理解することに貢献する。これらの信号は、ヒトでも共通するものが多いため、有用な生理マーカーとしての指標の1つになると期待される。
- 従来技術との比較
これまでの生理計測では、脳のみ、心臓のみ、など単一の臓器を扱ったものであったが、本技術では、すべての信号を同時に計測できる点が強みである。
- 特徴・独自性
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- 中枢末梢連関を介した生体応答が、いつ、どこで、どのように生じるか、より直接的に解析し、定量的に評価できる
- 他の分子生物学や生化学実験との融合が自由に行える
- 3Dプリンターなど工学的な利点も活かして、標的領域を自由に選択できる
- 実用化イメージ
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生理信号は、動物とヒトでも共通するものが多いため、臨床診断やこころの読み取りなどを目指した指標の選定、デバイス開発への貢献が期待される。
研究者
大学院薬学研究科
生命薬科学専攻
生命解析学講座(薬理学分野)
佐々木 拓哉
Takuya Sasaki
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- 特徴・独自性
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- 糖尿病における実地医療現場で実践的かつ経営的処方術を実施するための薬剤決定支援システムおよび薬剤決定支援プログラムを発明した(特許第4176438号)。
- 我が国の保健医療現場における医師の処方は1 剤205 円以内の6 剤投薬と規定されている。この制限を越えた投薬を施行した場合には薬価請求額の10% が減額されるしくみになっている。但し、服用法が同じで、かつ205 円以内に収まる複数の薬剤は1 剤とみなされ、6剤を越えた処方がなされても6 剤以下の処方と扱われる。
- 一方、我が国の高齢化社会では加齢に伴い糖尿病患者が増加している。糖尿病合併症を含めその治療薬を1 人の内科医が処方すると容易に6 剤投薬を超えてしまう。そこで医療経営的にジェネリック(後発品)の使用が不可欠となる。しかし、医師が先発品と後発品の医薬情報を薬価まで熟知し瞬時に処方を行うことは極めて難しい。本発明は主に糖尿病診療における内科医の処方技術を実践的かつ経営的に改善するものである。
- 本発明(特許)を活用して事業化を企てる企業または出資者・開発支援者を求めている。
- ソフトウエアのサンプルあり。
- 実用化イメージ
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研究者
サイクロトロン・ラジオアイソトープセンター
糖尿病制御学寄附研究部門
野々垣 勝則
Katsunori Nonogaki
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- 特徴・独自性
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- 私たちの身体を構成する脂質が何らかの原因で酸化され、過酸化脂質が生じると、病気の要因になると考えられています。 故に、どのような酸化反応( 炎症やラジカル酸化) が進んでいるのかを知ることは重要で、私たちは過酸化脂質の構造を質量分析で詳細に解析することで、酸化反応の種類の見極めを達成しました。 つまり、その種類に応じた適切な抗酸化物質を選択すれば、効果的に酸化を抑制できると期待されます。
- 実用化イメージ
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現在、病気予防を目的に、様々な抗酸化食品が出ていますが、私たちの方法を活用することにより、作用メカニズムが明確な確固たる抗酸化食品の創成に繋がると期待されます。
研究者
大学院農学研究科
農芸化学専攻
食品天然物化学講座(食品機能分析学分野)
仲川 清隆
Kiyotaka Nakagawa
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- 特徴・独自性
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- 数値シミュレーション・リモートセンシング・ジオインフォマティクスを融合した新しい「広域被害把握技術」の基盤を構築し、その成果を国際社会で共有しながら効果的な災害救援活動に資することを目標としています。
- 巨大地震発生直後のリアルタイム数値シミュレーションの実施、津波被災地の探索技術、人的被害・建物被害を推計するための被害予測式、広域に発生した被害の空間分布を把握するリモートセンシング技術、被災後の復旧・復興過程をモニタリングするセンシング技術、および空間情報処理技術についての技術基盤構築を目指し、被災地での取り組みを通じて実証研究を行い、復興に貢献する活動を継続しています。
- 実用化イメージ
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社会の安全・安心、リスク評価、シミュレーション、センシング、に関する企業との連携が考えられます。
研究者
災害科学国際研究所
災害評価・低減研究部門
災害ジオインフォマティクス研究分野
越村 俊一
Shunichi Koshimura
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- 特徴・独自性
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- 公共交通の運営計画に役立つ利用者の行動分析を行ってきました。具体的には空港に出入りする交通量の観測値を異なる航空便を使う交通に分解する手法、混雑により潜在化した交通量をその地点を含む多数の地点の交通量から算定する手法などの、高度なデータ統計解析手法を開発してきましたが、それらは交通以外の多様なデータにも適用できる可能性があります。
- 実用化イメージ
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交通をはじめとする公共サービスの需要分析のほか、大規模システムの挙動分析や商品ニーズの分析、マーケティングに活用したい団体や企業との共同研究を希望します。
研究者
災害科学国際研究所
災害人文社会研究部門
レジリエンス計画研究分野
奥村 誠
Makoto Okumura
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- 特徴・独自性
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- 人工物や人工物を介した人や世界との関わりのあり方について哲学や倫理学の目を向けて研究しています。例えば、近年「人間中心的デザイン」が言われたりしますが、そうした設計開発の段階や製作・使用の場における認知的、知識論的、価値論的な構造の解明が哲学の側で、設計に当たる工学者や技術者の責任、技術者や企業における集団倫理のあり方、ユーザとの共感型デザインなどが倫理に関わるものです。技術的な解決よりも視野を広げて考えることが研究のねらいです。
- 実用化イメージ
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これまで技術士会の研修会などで講演したりしてきましたが、技術者と社会を見つめるインタラクティブなセミナーなども可能です。
研究者
大学院文学研究科
総合人間学専攻
哲学倫理学講座(哲学専攻分野)
直江 清隆
Kiyotaka Naoe
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- 概要
エンジンピストンピン-コンロッド小端間の相変化を伴う潤滑油液膜流れに着目し、構造体の弾性変形と流路変化を考慮した混相流体-構造体連成解析手法を新たに開発し、高負荷条件下におけるトライボロジー特性に関するシミュレーション予測法を開発しました.その結果、摺動部における摩耗・焼付き発生部位のシミュレーション予測に成功するとともに、構成部品の特異な変形挙動が摩耗・焼付きの発生要因であることを発見しました。
- 従来技術との比較
流体潤滑における摩耗・焼付き発生部位の検証には計算による予測は不可能であると考えられてきましたが,本研究では摺動部における摩耗・焼付き発生部位のシミュレーション予測に成功しました.
- 特徴・独自性
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- スーパーコンピューターでエンジンピストンピン摺動部における摩耗・焼付き発生部位に関するシミュレーション予測に世界で初めて成功した。
- ピストンピンの弓なり状の変形が、コンロッドエッジにおける機械接触・焼付きの原因であることを特定した。
- ピストンピンとコンロッド双方の弾性変形ならびに非定常流路変化を伴う薄膜キャビテーション注1潤滑を考慮した、3次元混相流体-構造体連成解析手法注2の開発に成功した。
- 実用化イメージ
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本研究手法は自動車用エンジンのみならず流体潤滑を用いた全ての摺動部品要素に適用可能であり、輸送機械・産業機械の損傷予測や構成要素の安全性指針策定に貢献します,構成要素の最適設計が可能になります.
研究者
流体科学研究所
附属統合流動科学国際研究教育センター
混相流動エネルギー研究分野
石本 淳
Jun Ishimoto
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- 特徴・独自性
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- McH/lpr-RA1マウスは、MRL/lprとC3H/lprマウスに由来するリコンビナントコンジェニックマウスで、関節リウマチ、結節性多発動脈炎、シェーグレン症候群に類似した骨破壊や関節強直、血管炎、唾液腺炎を高頻度に発症します。一方McH/lpr-RA1は、MRL/lprにみられるような全身のリンパ節腫脹や重篤な腎炎の発症はみられませんので、繁殖・維持が容易で長期の薬剤投与実験も可能です。
- 実用化イメージ
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膠原病の診断・治療薬の開発。免疫チェックポイント阻害剤による免疫学的有害事象の発症メカニズムの解明と発症予防薬の開発等に応用可能で、製薬会社、検査試薬会社等との産学連携が可能である。
研究者
大学院医工学研究科
医工学専攻
治療医工学講座(腫瘍医工学分野)
小玉 哲也
Tetsuya KODAMA
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- 特徴・独自性
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- 走査型プローブ顕微鏡に基づく生体分子評価システムの探索に一貫して取り組み、プロテインアレイの構築とイムノアッセイへの応用を提案した。また、微小探針を改良して1細胞ごとのmRNA回収法を確立し、核酸-タンパク質の同時定量に取り組んでいる。走査型電気化学顕微鏡(SECM)を含むプローブ顕微鏡システムをツールとし、核酸、タンパク質、生体膜、細胞、初期胚を含む広い応用分野の開拓に成功した。これらの研究は初期胚研究への適用が期待できる。
- 実用化イメージ
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体外受精-胚移植は、医療分野では不妊治療、畜産分野では優良家畜の効率的生産を可能としている。体外培養技術の進歩によりクオリティの高い胚の作出が可能となっているが、その後の子宮への胚移植、受胎率、産仔の成功率は依然として低い水準にある。これまで、受精卵の品質評価は形態観察に基づき行われてきた。我々は、単一受精卵ごとの呼吸活性を指標とした客観的な受精卵の品質評価法を開発した。我々の特許をもとに「受精卵呼吸測定装置」が装置化・実用化され、ウシ・マウス・ヒトの受精卵移植試験実施に至った。
研究者
大学院工学研究科
バイオ工学専攻
生体分子化学講座(生物電気化学分野)
珠玖 仁
Hitoshi Shiku
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- 特徴・独自性
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- 近年、抗体医薬の開発が活発であるが、既存の抗体医薬品は正常組織にも発現するタンパク質に対する抗体であり、副作用が問題になる。この問題を解決するため、腫瘍細胞の特異的糖タンパク質、糖鎖、変異型タンパク質などの分子標的に対する特異的モノクローナル抗体を効率的に産生する技術を開発した。この技術により開発した抗体は腫瘍特異的であるため、副作用を低減した抗体医薬の開発を促進させることができる。
- 実用化イメージ
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腫瘍マーカーや抗体医薬の開発を飛躍的に加速させる。
研究者
大学院医学系研究科
医科学専攻
生体機能学講座(分子薬理学分野)
加藤 幸成
Yukinari Kato
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- 概要
免振装置 https://www.t-technoarch.co.jp/data/anken/T05-300.pdf
- 従来技術との比較
従来の免震装置では、微小振動から震度4程度までの地震動や長周期地震動に対して免震効果を得るのが難しかったが、本装置では、免震対象物を浮上支承させるため任意の水平振動に対して振動伝達を排除可能となる
- 特徴・独自性
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- 磁気浮上型免震装置の免震原理は、現用の免震装置とは全く異なり、現用の免震装置が、主に支承部材と減衰部材で構成されており、地震時の上部構造への振動エネルギー伝達を少しでも抑制するとともに、伝達したエネルギーを速やかに吸収することで建物を地震から守る、というものであるのに対し、磁気浮上型免震装置は、建物を浮上させて基礎と建物を完全に絶縁し、振動エネルギーを上部構造に全く伝達しないことにより建物を守る、というものである。
- 現用の免震装置は、地震動により建物が共振しないように、建物の固有振動数を地震動の振動数よりも小さくすることにより、地震動による振動伝達を低減化するとともに、伝達した振動エネルギーをどの様に減衰させるかがポイントとなっているのに対して、磁気浮上型免震装置は、建物への振動エネルギー伝達を完全に除去することにより免震効果を得ることができ、建物の固有振動数や地震動の振動数に関係なく、水平方向振動については振動伝達を完全に排除可能となるため、常時微振動から近年問題視されている長周期振動を含めた地震動まで振動を伝達させない絶対免震が可能となる。
- 磁気浮上免震装置は、超電導体固有の“無制御安定浮上が可能”という性質を利用することにより初めて実現できるもので、世界のオンリーワン技術であり、建物だけでなく、精密機械・機器などにも適用可能である。
- 実用化イメージ
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地震時でも継続的な治療が必要となる病院、地震時の安全性確認のためにラインを停止することにより大きな損害が生じる工場、地震動だけでなく常時微振動についても振動伝達を抑制する必要のある精密機械・機器
研究者
大学院工学研究科
電気エネルギーシステム専攻
電気エネルギーシステム工学講座(応用電気エネルギーシステム分野)
津田 理
Makoto Tsuda
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