東北大学 研究シーズ集

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アルファベットの研究テーマ  (8件)

C

CAD/CAM応用に向けた歯列形態と咬合関係の高精度計測

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特徴・独自性
CAD/CAMによる歯科補綴装置の調製が実現されて久しいが、寸法精度は無調整で口腔に装着可能な程度に遠く及ばない。印象採得時の開口により顎骨や歯列が変形し、咬合関係に関するCADデータの精度が低下するためである。本技術は咬頭嵌合位のチェックバイト形状を用いて個々の歯冠形態を再配置し、咬合時の歯列形態や咬合状態を再現するもので、補綴装置が無調整で装着できる精度(0.04mm)を実現した。

産学連携の可能性(想定される用途・業界)
本法独自のチェックバイト法を現行の精密印象法もしくは光学印象法と併用するもので、種々の商用CADシステムに容易に応用可能である。高精度商用システム開発に向け、歯科関連企業との連携を希望する。

歯学研究科 口腔機能形態学講座 加齢歯科学分野
服部 佳功 教授 歯学博士
HATTORI, Yoshinori Professor

F

Fbxw7による発がん機構の解明

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特徴・独自性
がんは、細胞増殖が促進し、また細胞死が抑制されている状態であると考えられる。細胞増殖と細胞死を制御しているc-Mycは多くのがんで存在量が増加しているが、その原因の一つにc-Myc の分解機構の異常がある。私たちが作製したFbxw7の機能抑制マウスでは、c-Mycが分解できなくなり、発がんが促進する。つまりFbxw7の機能を制御することで発がんやがんの伸展を制御可能であることを示唆している。

産学連携の可能性(想定される用途・業界)
分子特異的なタンパク質分解機構の利用は抗がん剤への開発へ繋がる可能性がある。Fbxw7の機能を活用すれがんの進展制御が可能であると期待され、製薬業界でこの知見の展開を希望している。

医学系研究科
中山 啓子 教授 医学博士
NAKAYAMA, Keiko Professor

I

IVRによる高血圧根治術-副腎静脈サンプリング技術を応用した原発性アルドステロン症の低侵襲治療-

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特徴・独自性
リジッドタイプのRFディバイス(プロサージアプリケーター)を含むラジオ波焼灼システム(バイポーラRFAシステムCelonPOWER)により、2極針を用いての300~500kHzの高周波電流、40W程度の電力で副腎腺腫組織の焼灼を可能とする機器の開発及び治験を行う。

これにより、高血圧の10%を占め、我が国に400万人の患者が潜在するとされる頻度の高い副腎性二次性高血圧である原発性アルドステロン症の低侵襲治療完成を目指す。

産学連携の可能性(想定される用途・業界)
高血圧の原因となるアルドステロン産生腺腫焼灼ディバイスとして、医療機器・カテーテル関連企業との焼灼針の共同開発を行う。また、画像診断にて検出困難な機能性微小腺腫焼灼用ワイヤー型焼灼ディバイスとアルドステロン迅速アッセイ法の共同開発を目指す。

医学系研究科
高瀬 圭 教授 医学博士
TAKASE, Kei Professor

L

LSI技術を用いた医療・ヘルスケア用マイクロナノ集積システム

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特徴・独自性
半導体工学と神経工学を基盤として、生体の構造と機能の理解に基づいた医療・ヘルスケア用の新しいマイクロ・ナノ集積システムの研究開発を行っています。脳をはじめとする生体の電気的・化学的状態を多元的・立体的に計測解析するための神経プローブや生体信号処理LSI、生体と同じ積層構造を有することにより高いQOLを実現する完全埋込型人工網膜などの研究開発を推進しています。また、シリコン貫通配線(TSV)を用いたCtC/CtW/WtW三次元集積化技術の研究開発も行っています。

産学連携の可能性(想定される用途・業界)
これまでに国内外の企業・研究機関と三次元集積化技術や生体信号処理LSIに関する共同研究を積極的に行っています。
①医療現場での生体情報モニタリング機器やパーソナルヘルスケア機器に使用される集積回路や医用集積モジュールの開発
②シリコン貫通配線を用いた三次元集積回路の開発(3D-LSI/TSV)

医工学研究科
田中 徹 教授 博士(工学)
TANAKA, Tetsu Professor

M

M4プロセス技術による機能性インターフェース創成

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 近年、マイクロレンズアレイ、ホログラム光学素子、光導波路などのように、シリコン以外の材料からなるマイクロ部品のニーズが高まってきている。これらの大きざは1mm以下のいわゆるサブミリサイズのものもあり、形状も複雑である。しかも材料自体も高硬度、高脆性、高融点のものが多いため、前述したようなリソグラフィ技術はもちろん、レーザ、電子ビームなどの熱的加工が不向きで、その加工は特に難しい。また加工能率、加工コストの点からも、高能率、低コストの微細加工法が望まれている。本研究室では、機械的な方法でこのようなマイクロ加工を行うマイクロ機械加工(Micro/Meso Mechanical Manufacturing、以下M4プロセスと略記する)の新しい加工原理の開発を行っている。
1. マイクロ非球面研削、2. マイクロ非球面研磨、3. マイクロ非球面レンズアレイのマイクロ切削、4. マイクロアブレイシブジェット(AJM)、5.マイクロパウダージェットポリツシング、6.マイクロ超音波加工 、7.マイクロ放電加工、8.マイクロレーザ加工等。

■産学官連携の強化
 本研究室では、企業との共同研究を積極的に行っております。企業から研究員を受け入れ、加工原理から実際の製品応用までの実用的な指導を行います。また企業からの技術相談は随時お受け致します。さらに、精密加工研究会、ナノ精度機械加工専門委員会を主宰し、企業との交流、連携を図っております。

医工学研究科
厨川 常元 教授 工学博士
KURIYAGAWA, Tsunemoto Professor

T

TSLP産生制御機構の解析

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特徴・独自性
Thymic stromal lymphopoietin(TSLP)はアレルギー発症のマスタースイッチとして注目されているサイトカインで、アレルギー性疾患の予防および増悪化防止を目指した新たな創薬ターゲットである。「TSLPを恒常的に、しかも大量に産生するケラチノサイト株」の発見により、TSLP産生抑制薬のハイスループットスクリーニングが可能になった。また本細胞は、TSLPを中心としたアレルギー研究並びにTSLP産生調節薬の開発研究において非常に有用である。

産学連携の可能性(想定される用途・業界)
本細胞は、TSLP産生誘導機構や機能の解析、TSLP産生阻害薬の探索、TSLP産生を指標とした免疫毒性活性評価等に活用できる。TSLPに関心のある企業と本細胞を用いた共同研究を希望する。

薬学研究科
平澤 典保 教授 薬学博士
HIRASAWA, Noriyasu Professor

V

V-1を標的にしたがん分子標的治療薬の開発

がんは我が国で死因の第一位の疾患であり、副作用の少ないがん分子標的治療薬の開発が待望されている。がん細胞の増殖、転移、細胞間接着、細胞間接着や腫瘍部における血管新生にはアクチン細胞骨格制御系が密接に関わっている。
私たちは自らが発見したタンパク質V-1に、アクチンキャッピング因子CP(論文発表PLoS Biol 8, e1000416, 2010)および脱重合因子コフィリンの活性を抑制して、アクチン細胞骨格の形成を顕著に促進する特筆すべき活性を見出すことに成功した。さらに、表面プラズモン共鳴法でのスクリーニングによりV-1の作用を阻害する低分子化合物の発見に成功し、実際その化合物はがん細胞のアクチン細胞骨格形成を阻害した。現在、新たな誘導体を合成し、その構造活性相関研究を展開している。
研究ゴールは「新たながん分子標的治療薬の創成」である。この研究成果を産業界で活用したい企業や団体との共同研究を希望する。

薬学研究科 薬物療法学分野
山國 徹 准教授 医学博士
YAMAKUNI, Tohru Associate Professor