- 特徴・独自性
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- 人工物や人工物を介した人や世界との関わりのあり方について哲学や倫理学の目を向けて研究しています。例えば、近年「人間中心的デザイン」が言われたりしますが、そうした設計開発の段階や製作・使用の場における認知的、知識論的、価値論的な構造の解明が哲学の側で、設計に当たる工学者や技術者の責任、技術者や企業における集団倫理のあり方、ユーザとの共感型デザインなどが倫理に関わるものです。技術的な解決よりも視野を広げて考えることが研究のねらいです。
- 実用化イメージ
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これまで技術士会の研修会などで講演したりしてきましたが、技術者と社会を見つめるインタラクティブなセミナーなども可能です。
研究者
大学院文学研究科
総合人間学専攻
哲学倫理学講座(哲学専攻分野)
直江 清隆
Kiyotaka Naoe
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- 概要
エンジンピストンピン-コンロッド小端間の相変化を伴う潤滑油液膜流れに着目し、構造体の弾性変形と流路変化を考慮した混相流体-構造体連成解析手法を新たに開発し、高負荷条件下におけるトライボロジー特性に関するシミュレーション予測法を開発しました.その結果、摺動部における摩耗・焼付き発生部位のシミュレーション予測に成功するとともに、構成部品の特異な変形挙動が摩耗・焼付きの発生要因であることを発見しました。
- 従来技術との比較
流体潤滑における摩耗・焼付き発生部位の検証には計算による予測は不可能であると考えられてきましたが,本研究では摺動部における摩耗・焼付き発生部位のシミュレーション予測に成功しました.
- 特徴・独自性
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- スーパーコンピューターでエンジンピストンピン摺動部における摩耗・焼付き発生部位に関するシミュレーション予測に世界で初めて成功した。
- ピストンピンの弓なり状の変形が、コンロッドエッジにおける機械接触・焼付きの原因であることを特定した。
- ピストンピンとコンロッド双方の弾性変形ならびに非定常流路変化を伴う薄膜キャビテーション注1潤滑を考慮した、3次元混相流体-構造体連成解析手法注2の開発に成功した。
- 実用化イメージ
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本研究手法は自動車用エンジンのみならず流体潤滑を用いた全ての摺動部品要素に適用可能であり、輸送機械・産業機械の損傷予測や構成要素の安全性指針策定に貢献します,構成要素の最適設計が可能になります.
研究者
流体科学研究所
附属統合流動科学国際研究教育センター
混相流動エネルギー研究分野
石本 淳
Jun Ishimoto
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- 特徴・独自性
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- McH/lpr-RA1マウスは、MRL/lprとC3H/lprマウスに由来するリコンビナントコンジェニックマウスで、関節リウマチ、結節性多発動脈炎、シェーグレン症候群に類似した骨破壊や関節強直、血管炎、唾液腺炎を高頻度に発症します。一方McH/lpr-RA1は、MRL/lprにみられるような全身のリンパ節腫脹や重篤な腎炎の発症はみられませんので、繁殖・維持が容易で長期の薬剤投与実験も可能です。
- 実用化イメージ
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膠原病の診断・治療薬の開発。免疫チェックポイント阻害剤による免疫学的有害事象の発症メカニズムの解明と発症予防薬の開発等に応用可能で、製薬会社、検査試薬会社等との産学連携が可能である。
研究者
大学院医工学研究科
医工学専攻
治療医工学講座(腫瘍医工学分野)
小玉 哲也
Tetsuya KODAMA
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- 特徴・独自性
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- 走査型プローブ顕微鏡に基づく生体分子評価システムの探索に一貫して取り組み、プロテインアレイの構築とイムノアッセイへの応用を提案した。また、微小探針を改良して1細胞ごとのmRNA回収法を確立し、核酸-タンパク質の同時定量に取り組んでいる。走査型電気化学顕微鏡(SECM)を含むプローブ顕微鏡システムをツールとし、核酸、タンパク質、生体膜、細胞、初期胚を含む広い応用分野の開拓に成功した。これらの研究は初期胚研究への適用が期待できる。
- 実用化イメージ
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体外受精-胚移植は、医療分野では不妊治療、畜産分野では優良家畜の効率的生産を可能としている。体外培養技術の進歩によりクオリティの高い胚の作出が可能となっているが、その後の子宮への胚移植、受胎率、産仔の成功率は依然として低い水準にある。これまで、受精卵の品質評価は形態観察に基づき行われてきた。我々は、単一受精卵ごとの呼吸活性を指標とした客観的な受精卵の品質評価法を開発した。我々の特許をもとに「受精卵呼吸測定装置」が装置化・実用化され、ウシ・マウス・ヒトの受精卵移植試験実施に至った。
研究者
大学院工学研究科
バイオ工学専攻
生体分子化学講座(生物電気化学分野)
珠玖 仁
Hitoshi Shiku
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- 特徴・独自性
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- 近年、抗体医薬の開発が活発であるが、既存の抗体医薬品は正常組織にも発現するタンパク質に対する抗体であり、副作用が問題になる。この問題を解決するため、腫瘍細胞の特異的糖タンパク質、糖鎖、変異型タンパク質などの分子標的に対する特異的モノクローナル抗体を効率的に産生する技術を開発した。この技術により開発した抗体は腫瘍特異的であるため、副作用を低減した抗体医薬の開発を促進させることができる。
- 実用化イメージ
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腫瘍マーカーや抗体医薬の開発を飛躍的に加速させる。
研究者
大学院医学系研究科
医科学専攻
生体機能学講座(分子薬理学分野)
加藤 幸成
Yukinari Kato
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- 概要
免振装置 https://www.t-technoarch.co.jp/data/anken/T05-300.pdf
- 従来技術との比較
従来の免震装置では、微小振動から震度4程度までの地震動や長周期地震動に対して免震効果を得るのが難しかったが、本装置では、免震対象物を浮上支承させるため任意の水平振動に対して振動伝達を排除可能となる
- 特徴・独自性
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- 磁気浮上型免震装置の免震原理は、現用の免震装置とは全く異なり、現用の免震装置が、主に支承部材と減衰部材で構成されており、地震時の上部構造への振動エネルギー伝達を少しでも抑制するとともに、伝達したエネルギーを速やかに吸収することで建物を地震から守る、というものであるのに対し、磁気浮上型免震装置は、建物を浮上させて基礎と建物を完全に絶縁し、振動エネルギーを上部構造に全く伝達しないことにより建物を守る、というものである。
- 現用の免震装置は、地震動により建物が共振しないように、建物の固有振動数を地震動の振動数よりも小さくすることにより、地震動による振動伝達を低減化するとともに、伝達した振動エネルギーをどの様に減衰させるかがポイントとなっているのに対して、磁気浮上型免震装置は、建物への振動エネルギー伝達を完全に除去することにより免震効果を得ることができ、建物の固有振動数や地震動の振動数に関係なく、水平方向振動については振動伝達を完全に排除可能となるため、常時微振動から近年問題視されている長周期振動を含めた地震動まで振動を伝達させない絶対免震が可能となる。
- 磁気浮上免震装置は、超電導体固有の“無制御安定浮上が可能”という性質を利用することにより初めて実現できるもので、世界のオンリーワン技術であり、建物だけでなく、精密機械・機器などにも適用可能である。
- 実用化イメージ
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地震時でも継続的な治療が必要となる病院、地震時の安全性確認のためにラインを停止することにより大きな損害が生じる工場、地震動だけでなく常時微振動についても振動伝達を抑制する必要のある精密機械・機器
研究者
大学院工学研究科
電気エネルギーシステム専攻
電気エネルギーシステム工学講座(応用電気エネルギーシステム分野)
津田 理
Makoto Tsuda
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- 特徴・独自性
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- 金属、セラミックスにおける状態図の実験的決定と計算状態図の研究を行っています。状態図を基に、優れた性能や特異な機能性を有する新しい構造材料(鉄合金、銅合金、耐熱材料etc.)や機能材料(形状記憶合金、超弾性合金etc.)の提案と、ミクロ組織制御・特性評価を通した材料設計を行っています。特に、相変態を利用した単結晶製造方法の開発や、新規形状記憶合金の開発と制震部材への展開などに取り組んでいます。
- 実用化イメージ
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新規材料開発における基盤技術として、相平衡や状態図を知りたい、ミクロ組織と特性の関係を明らかにしたい、といったニーズに対して連携の可能性があります。
研究者
大学院工学研究科
金属フロンティア工学専攻
創形創質プロセス学講座(計算材料構成学分野)
大森 俊洋
Toshihiro Omori
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- 特徴・独自性
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- 実世界とサイバー空間のコンピューティングが融合する次世代ICT 社会に向けた情報セキュリティ技術の研究を行っています。特に、暗号や秘密計算等のセキュリティ機能を超高速・極低電力で行うHWおよびSWコンピューティング、システムを各種物理攻撃(システムに物理的にアクセスして行う攻撃)から守るセキュア実装技術、システムの利用環境や応用分野に応じたセキュリティ最適化技術の関する研究を中心に行っています。
- 実用化イメージ
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情報セキュリティ技術の分野における産学連携を進めることができます。特に、組込みシステムセキュリティの先端的知見・技術を活かして、これまで多くの国内外企業、大学、研究機関などと連携した実績があります。
研究者
電気通信研究所
情報通信基盤研究部門
環境調和型セキュア情報システム研究室
本間 尚文
Naofumi Homma
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- 特徴・独自性
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- 反射防止薄膜、電池、電源、メモリなどの高性能化・高耐久化、ひいては、豊かな情報の発信・受信や持続的なエネルギー供給に寄与する機能性セラミックスを新奇開発しています。電子論と熱力学を中心に据えたマテリアルデザインにより、透明導電体の対偶的な材料である黒色絶縁体や、3秒で焼結可能なスラリーを開発してきました。独自に構築したイオンビーム支援パルスレーザー堆積装置で酸窒化物や酸水素化物も合成しています。
- 実用化イメージ
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研究成果のアウトプット先の一例に、光学的機能膜 (反射防止膜、透明電極、太陽電池など)、二次電池、固体酸化物型燃料電池、メモリ関係 (抵抗変化、相変化)、などがあります。
研究者
大学院工学研究科
知能デバイス材料学専攻
情報デバイス材料学講座(エネルギー情報材料学分野)
石井 暁大
Akihiro Ishii
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- 特徴・独自性
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- 食品や農水産物、天然資源に由来する機能性成分について、精密な構造分析と、生体内での吸収代謝、物質運搬の制御、細胞機能の修飾、シグナル伝達の改変、遺伝子発現の調節など、分子機能の基盤的理解に向けた研究を進めている。特に細胞の老化や老化性の障害(認知症、癌、動脈硬化など)の予防に焦点をあて、食品油脂類、過酸化脂質、共役脂肪酸、ビタミンE、プラズマローゲン、カロテノイド、アミノ糖、カテキン類などの食品成分について、食品栄養学的研究を行っている。
- 本研究に関して興味のある企業へ学術指導を行う用意がある。
- 実用化イメージ
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研究者
未来科学技術共同研究センター
開発研究部
先端的食品バイオ研究拠点の構築
宮澤 陽夫
Teruo Miyazawa
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- 特徴・独自性
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- 植物は病原体の感染に対して自らを守る防御システムを備えている。我々の研究グループでは、その防御システムを制御する抵抗性遺伝子の単離、抵抗性発現に関わるシグナル伝達系の解析、抵抗性発現により誘導される抗菌性タンパク質などの防御関連タンパク質をコードする遺伝子群の特定を行っている。さらに、単離したそれら遺伝子をマーカーとして利用するため、転写制御領域に発光タンパク質コード領域を連結した遺伝子を形質転換した植物を作出し、病害抵抗性の誘導を可視的に検知できるシステムを構築した(写真)。
- 実用化イメージ
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農業現場で使用されている化学農薬は、生物毒性による環境への影響や薬剤耐性菌の出現などが問題となっており、食の安全・安心や、環境と調和した持続的な食料生産体制の確立の観点からも、従来の農薬に代わる病害防除手段として、植物のもつ防御応答システムを活性化する化合物の開発が注目されている。殺虫剤・防除剤等の薬品メーカー、漢方・生薬市場、サプリメント・食品メーカー等での活用が可能。
研究者
大学院農学研究科
生物生産科学専攻
植物生命科学講座(植物病理学分野)
高橋 英樹
Hideki Takahashi
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- 特徴・独自性
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- 触覚・触感は、粗骨感、硬軟感、乾湿感、温冷感などの基礎感覚やその組み合わせの複合的な感覚であるが、これらの感覚は力、ひずみや温冷情報、粘性、振動などの情報で表現できると考えられる。これまで、ヒトの感覚受容器に対応させた触覚センサと触動作を模したセンサ機構を統合した能動型触覚センサシステムを開発し、種々の感性ワードや粗さ、柔らかさや温冷感の測定が可能となるシステムを実現した。また、触覚・触感はこれらの感覚に加え、その組み合わせなどもあり、メカニズムの解明は、センサの開発において重要である。本研究ではこれまで得られた基礎的な感覚やその他の感覚の関係、またその感覚取得に関連する物理情報等、触覚・触感のメカニズムを明らかにし、高機能な触覚・触感情報を可能とするセンサシステムの開発をする。
- 実用化イメージ
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ライフサイエンスのみにとどまらず、香粧品業界や繊維等の業界の他にも一般メーカーなども対象となり、ものづくりの分野で有効である。
研究者
大学院医工学研究科
医工学専攻
社会医工学講座(医療福祉工学分野)
田中 真美
Mami Tanaka
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研究者
多元物質科学研究所
附属金属資源プロセス研究センター
高温材料物理化学研究分野
福山 博之
Hiroyuki Fukuyama
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- 概要
- 従来技術との比較
- 特徴・独自性
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- 感染性を有する新型コロナウイルスを使用し、新型コロナウイルスに対する新規治療薬候補の評価や開発、併せて消毒剤の評価なども行っています。さらに作用機序や耐性機序に踏み込むことも可能です。ほかにもインフルエンザウイルスから薬剤耐性菌までの同時評価が必要な場合はご相談ください。これまでに国内外製薬企業、関連企業との共同研究で、臨床薬の基礎開発から臨床応用までの経験があります。
- 実用化イメージ
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阻害剤や消毒剤などの開発・評価において、目的の微生物だけでなく、同一施設で、条件をそろえて幅広く対応でき、効果の比較が容易です。野生型だけでなく、変異型にも対応可能です。
研究者
災害科学国際研究所
災害医学研究部門
災害感染症学分野
医学研究科・医学部・大学病院・東北メディカル・メガバンク機構(兼務)
児玉 栄一
Eiichi Kodama
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- 概要
免疫チェックポイント阻害剤 https://www.t-technoarch.co.jp/data/anken/T18-289_T20-3069.pdf
- 従来技術との比較
T細胞,抗原提示細胞を中心とした免疫チェックポイントの阻害抗体は多く開発されているが,単独での有効性は低い。本ミエロイド系細胞の免疫チェックポイントを標的とするものはユニーク。
- 特徴・独自性
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- ミエロイド系細胞,特にがん微小環境中に浸潤しているマクロファージやミエロイド系サプレッサー細胞上に発現するLILRB4を標的とすることで特異的リガンドであるフィブロネクチンとの結合を阻害する抗体がマウスモデルにおいてがんに著効
- 一部の自己免疫にも有効であることがマウスモデルで示されている
- 本抗体は,がん患者組織でLILRB4発現レベルを評価することで予後が予測でき,LILRB4免疫チェックポイント阻害抗体の適用可否を判断できるコンパニオン診断薬としても利用可能
- 実用化イメージ
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・現行の免疫チェックポイント阻害抗体との併用や単独での適用でがんの予後を大幅に改善 ・SLE治療薬 ・ミクログリア上にもLILRB4が発現するため,アルツハイマー病などの神経疾患にも適用可能性
研究者
加齢医学研究所
加齢制御研究部門
遺伝子導入研究分野
高井 俊行
Toshiyuki Takai
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- 特徴・独自性
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- 放射線や光、熱、圧力等の外部からのエネルギーと結晶との相互作用に興味を持ち、㈰化学と物理の両面からの材料設計、㈪合成プロセスの開発、㈫相互作用の評価と理解、の3 つの切り口から先駆的な機能性結晶の研究を進めています。研究室内で異分野融合を行っており、要素技術の上流から下流までを垂直統合する体制で取り組んでいます。優れた特性を持つ結晶に関しては、そのデバイス化、実機搭載にも主体的に関わる点も特徴です。
- 実用化イメージ
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シンチレータは、核医学、セキュリティ、核融合、資源探査、宇宙物理等、に用いる放射線検出器に応用されます。高発光量、高速応答、長波長発光、高エネルギー分解能、高温域での安定性など、ユーザーのニーズに合わせた材料設計が可能です。また、ランガサイト型圧電結晶は室温近傍の温度特性と低インピーダンスである特性を利用して、振動子、発振器、音叉等への応用も考えられております。また、高温域での特性に注目し、特に、自動車の燃焼圧センサー等への応用も検討されております。
研究者
金属材料研究所
材料設計研究部
先端結晶工学研究部門
吉川 彰
Akira Yoshikawa
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- 概要
磁性ガーネットの作製を行っています。磁性ガーネットは、磁性を持ったガーネット構造を持った材料のことを指します。磁性ガーネットの中でも、特に、YIG(イットリウム鉄ガーネット)のYサイトを、CeやBiといった希土類材料で置換し、磁気光学効果を増大した材料を作製しています。作製方法は、イオンビームスパッタ法を用いており、緻密な膜の作製が可能です。エピタキシャルな膜作製が可能です。
- 従来技術との比較
エピタキシャルに磁性ガーネットを作製するには、900度程度に、基板加熱を行いながら、成膜を行う必要があるため、専用の装置を必要とします。
- 特徴・独自性
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- 磁性ガーネット膜の作製が可能です。磁性ガーネットは、YIG(yttrium iron garnet, Y3Fe5O12)を基本組成とし、このYのサイトに、他の元素を置換することで、磁気光学効果が大きくなったり、高周波(スピン波)の応答が変わったりします。私は、このYサイトに、Ce、Bi、Dy、などの希土類を置換することで、大きな磁気光学効果を持つ材料を作製しています。これを用いたデバイス応用についても取り組んでいます。
- さらに、磁気異方性を制御することが、デバイス応用上重要となりますが、これを、イオンビームスパッタ法の場合は、成膜中に、調整することが可能になるため、応用上有利です。さらに、磁気ドメインをもつ膜にしたり、磁気光学効果を大きくしたりすることが可能で、デバイスに合わせた材料の設計と作製と試作が可能です。
- 実用化イメージ
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・磁性ガーネットを利用したデバイスプロトタイプの性能を向上し、実用化製品の開発研究。 ・磁性ガーネットを利用した磁気光学あるいはスピン波に関する基礎的な共同研究。
研究者
電気通信研究所
人間・生体情報システム研究部門
生体電磁情報研究室
後藤 太一
Taichi Goto
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- 特徴・独自性
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- 有機分子の設計自由度に着目した分子集合体の多重機能の構築および無機材料とのハイブリッド化を試みている。導電性・磁性・強誘電性の観点から、分子性材料の電子−スピン構造を設計し、その集合状態を制御する事で、マルチファンクショナルな分子性材料の開発を行っている。単結晶・柔粘性結晶・液晶・ゲル・LB膜など多様な分子集合体を研究対象とし、無機クラスターや金属ナノ粒子とのハイブリッド化を試みている。本研究に関して興味のある企業へ学術指導を行う用意がある。
- 実用化イメージ
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研究者
多元物質科学研究所
附属マテリアル・計測ハイブリッド研究センター
ハイブリッド材料創製研究分野
芥川 智行
Tomoyuki Akutagawa
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- 特徴・独自性
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- 強相関電子系とは、クーロン斥力により強く相互作用する電子集団のことです。私たちは、物質合成と物性測定を相乗させることで、強相関電子系が示す新奇な量子物性を開拓しています。高圧合成法を含む様々な固体化学的手法を駆使することで物質を合成し、得られた試料の電気的・磁気的・熱的・光学的な物性を評価しています。さらに、極限環境や量子ビームを活用した特殊な計測も推進しています。こうした物質合成を基盤に据えた総合的な実験研究を通して、超伝導・磁性・トポロジカル秩序などの強相関量子物性を探求しています。
- 実用化イメージ
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強相関電子系は、巨視的スケールで量子効果が現れることで、劇的な機能を示します。大きなエネルギースケールを有する遷移金属化合物は、次世代テクノロジーの基盤材料としての可能性を秘めています。
研究者
大学院理学研究科
物理学専攻
電子物理学講座(巨視的量子物性分野)
大串 研也
Kenya Ohgushi
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- 特徴・独自性
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- 現在、脳梗塞に対し唯一承認を受けている血栓溶解剤はalteplaseであるが、出血性梗塞の副作用などから、適応は厳密に制限され脳梗塞全体の5%程度にとどまっている。
- TMS-007 は新しいプラスミノーゲンモジュレーター活性を有する低分子化合物で、血栓溶解作用のみならず、脳保護作用を併せ持つ。サルを含む複数種の脳梗塞動物モデルにおいてalteplase に勝る有効性が検証されている。我々は、TMS-007 の開発を進めている ティムスならびに東京農工大学と共同で開発を行い、早期に臨床試験段階まで育て上げ、製薬企業にライセンスを行うことを目的とする。
- 実用化イメージ
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