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研究者紹介

簡 梅芳 助教

2022.02.01
東北大学 環境科学研究科 助教
簡 梅芳(かん ばいほう) 先生
 
 簡先生は台湾のご出身であり、ご専門は環境微生物学・分子生物工学です。
東北大学生命科学研究科で博士号を取得され2014年より東北大学環境科学研究科
にて生物を取り入れた環境技術、環境調和型バイオテクノロジーに関する研究を
進めておられます。
 
 具体的なテーマとして、重金属や有機物で汚染された土壌を生物の力で浄化する
という取組みを行われています。
 
 簡先生は、土壌のヒ素を吸収、蓄積する能力を持つシダ類について、その機構
解明に加えて、その能力を高める土壌微生物と共存させることにより、さらに
高効率な土壌浄化が実現できることを見出しました。また、その組み合わせを
土壌に合わせてデザインすることにより環境ごとにフィットした浄化技術を適用
していくことを提唱されています。
 
 このような生物間相互作用を活かした環境バイオテクノロジーの研究成果について
2020年に環境バイオテクノロジー学会奨励賞、2021年9月に野本賞(日本微生物学
連盟)を受賞されました。
 
 最近では、これからのグリーン社会の実現に向けて、環境浄化のみならず微生物
の力を活かした資源回収技術(廃液中から資源となるレアメタルを回収する低コスト
かつ低環境負荷な技術)に着目し、「エコノミーとエコロジーの両立」を目指して
日々研究を進めておられます。
 
汚染浄化・資源回収技術に関心のある企業の方との連携を歓迎されています。
 
(コンタクトを希望される場合は事務局までご連絡下さい)
 
▼▼もっと知りたい方はこちら▼▼▼
・研究室WEBサイト
http://er.kankyo.tohoku.ac.jp/wordpress/?lang=ja

・研究者情報(research map)
https://researchmap.jp/meifangchien
 
・【受賞】簡 梅芳 助教(環境科学研究科)が2021年度日本微生物学連盟「野本賞」を受賞
http://tumug.tohoku.ac.jp/blog/2021/11/30/21395/

・記事:環境科学研究科ニュースレター
gses-news_no21.pdf (tohoku.ac.jp)
 
以上
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