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研究者紹介

高嶋 和毅 准教授 

2022.11.30
東北大学 電気通信研究所 
人間情報システム研究部門 情報コンテンツ研究室 
高嶋 和毅(たかしま かずき) 准教授 
 
 高嶋先生はバーチャルリアリティ(VR)、ヒューマンコンピュータインタラクションの研究がご専門です。
高嶋先生のユニークな視点の一つは、研究をバーチャル空間内で完結させるのではなく、バーチャル空間と
現実の物理空間双方のコントロールを行う試みをされているところです。VRが活躍する場面は、各種
ミーティング、教育・トレーニング、ゲームなど、様々ありますが、それぞれの場面に応じて最適な仮想・
物理空間を構築する、いわば空間全体をデザインするご研究を手掛けておられます。
 
 例えば、VRを利用する際のヘッドマウントディスプレイを装着しつつ、現実世界でもタイピングや
近隣の人との会話をスムーズに行う技術(Seamless Interaction between VR and Real-worlds)、VRを
用いて現実のドローンを簡単な制御で精度良く飛ばす技術(Drone Interface with Additional Perspectives)
等があります。
 
ご研究イメージは是非動画でご覧下さい。
https://sites.google.com/view/kazukitakashima/research-projects?authuser=0
 
 また、VRには、触覚が得られず現実感が乏しいという課題があります。こうした課題についても、
あたかも壁や崖があるかのように現実空間を変化させて(具体的には、人間の行動予測を行い複数の
箱型ロボットを必要な場所へ移動させて)模擬する技術(Zoom Walls)を提案されています。
 
 特に、シューティングゲームや避難訓練等の臨場感が重要視される場面で貢献する技術です。
高嶋先生の研究室では産学連携についても活発に進めておられ、製品化事例も複数お持ちです。写真データを
画面上で自由に整理・レイアウトできる技術(Interactive Photo Visualization)は、インタラクティブ教科書
として実際に美術の教育現場で活用されています。この技術を用いた案内板サイネージは本学電気通信研究所
本館1Fにも展示されております。現在もVRを活かした医療系の学習コンテンツ開発に携わるなど、研究活動
と並行して、生み出した技術の社会実装に取り組んでおられます。
 
今後も、研究成果はどんどん世の中に出し、皆さんの役に立てていきたいと抱負を語ってくださいました。
 
▼▼もっと知りたい方はこちら▼▼
・東北大学 研究者紹介
https://www.r-info.tohoku.ac.jp/ja/c484699b9455c4b5f2422a4ecd61a1ee.html
・高嶋先生WEBサイト
https://sites.google.com/view/kazukitakashima/home?authuser=0
・研究室WEBサイト
https://www.icd.riec.tohoku.ac.jp/
 
以上
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