• twitter
  • twitter

TOPICS

特許庁 嶋野特許技監が東北大学を訪れ、矢島理事と産学連携・知的財産の戦略的活用について意見交換を行いました

2020.03.23
2020年3月19日(木)、特許庁 嶋野邦彦特許技監、目黒大地産業財産権専門官、東北経済産業局 中島順也知的財産室長ご一行が本学を訪れ、矢島敬雅理事と大学における産学連携・知的財産の戦略的活用について意見交換を行いました。
 
 
矢島理事から、東北大学の産学連携の取組等について説明しました。特に、東北大学では、国際集積エレクトロニクス研究開発センター(CIES)が推進している、大学を核として異分野の多企業が参画するイノベーションエコシステム形成型連携モデルを先進事例として、オープンイノベーション機構において、ライフサイエンス分野、マテリアルサイエンス分野等へ同モデルを戦略的に展開していることを紹介しました。

また、知的財産の戦略的な活用をさらに推進するため、東北大学は令和2年4月に東北大学の承認TLOである株式会社東北テクノアーチの株式を取得するとともに、同社と包括的な委託契約を締結することを紹介しました。
今後は原則全件、㈱東北テクノアーチが出願から技術移転までをフルサポートし、同時に産学連携機構は、これまで提供していた知財コンサルティングサービス(図1)について、特許庁の知財戦略デザイナー派遣事業と連携して、その強化を図ります。上記同社の活動と合わせて、研究の開始段階から研究成果の社会実装まで一気通貫した戦略的な支援の提供を目指しています。
そして、矢島理事から、上記のような取組みの実施にあたっての特許庁の厚い支援に対して、嶋野特許技監へ感謝の意を表させていただきました。
 
(図1)知的財産コンサルティングサービスの概要
 
 

 
また、嶋野特許技監からは、上記東北大学の産学連携、知的財産に係る取組みを高く評価いただくとともに、産学連携機構のみならず、CIES等や法学研究科を含めた幅広い知財専門家の連携の下、大学及び地域における知的財産に関する先進的な取り組みが東北大学を中心として展開されることに期待する旨のコメントをいただきました。
さらに、嶋野特許技監と矢島理事とは、我が国における産学連携・知的財産の戦略的活用の重要性について幅広く意見交換を行い、今後とも特許庁と本学が連携して、その先進的な取組みを推進していくことで意見が一致しました。
 
なお、意見交換に先立ち、未来科学技術共同研究センターにおいて、CIES西村戦略企画部門長、法学研究科 戸次教授、産学連携機構 西村特任教授と面談しました。
 
 
以上