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本学が保有するMuse細胞に関する特許について

2023.09.09

 弊学は、株式会社生命科学インスティテュート及び他大学と共同で、Muse細胞※に関する多数の用途特許を保有して参りましたが、この度、株式会社生命科学インスティテュートからその持ち分を譲り受けました。これによりMuse細胞関連の用途特許のほとんどが弊学に集約されることとなりました。

 また、弊学の出澤真理教授ら発明者が保有するMuse細胞の基本特許(特許5185443号)及びそのファミリーの日本と外国の特許は、株式会社生命科学インスティテュートに対する独占的実施許諾契約が2023年8月31日をもって終了したことから、自由に実施許諾ができることとなりました。

弊学は、Muse細胞による再生医療の実用化を推進すべく、他大学とも協力しながら、出澤教授ら及び弊学が保有する特許の活用に努めてまいります。

 

問い合わせ先(Muse細胞に関する特許について) 
東北大学産学連携機構知的財産部
TEL: 022-795-5272
E-mail:chizaibu*grp.tohoku.ac.jp
(*を@に置き換えてください)

 

Muse細胞(Multilineage-differentiating Stress Enduring細胞):
 成人ヒトの間葉系組織に多様な細胞に分化する能力を有する新たなタイプの多能性幹細胞(Kuroda et al., 2010, PNAS;Wakao et al., 2011, PNAS; Kuroda et al., Nature Protocol, 2013)。
 細胞から体中の様々なタイプの細胞に分化可能であり、自己複製能も有する。体内に自然に存在する細胞であることから、腫瘍化の危険が極めて低く、脳梗塞をはじめとする多様な疾患をターゲットとした再生医療への応用が期待されています。