気相化学種の同時定量技術・ソフトウェア
更新:2024/08/30
- 概要
フーリエ変換赤外線分光法 (FT-IR) を用いて、活性酸素・窒素種 (オゾン O3、 過酸化水素 H2O2、 窒素酸化物 (一酸化窒素/二酸化窒素/五酸化二窒素/亜酸化窒素) NOx、 亜硝酸/硝酸 HNOx)や硫黄酸化物 SOx、 一酸化炭素/二酸化炭素 COx等の気相化学種を同時に定量する技術を開発しています。
- 従来技術との比較
標準ガスを用いた校正曲線からの密度定量は、標準ガスとして入手できない化学種に対応できない等の問題を抱えていました。
本技術は、 標準ガスの校正をせずに、20種を超える化学種の同時定量を可能にします。- 特徴・独自性
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- 手軽に1クリックで同時密度定量可能なソフトウェア
- 化学種の吸収断面積データベースを使用
- 様々な装置関数や測定条件に対応可能
- 実用化イメージ
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気相化学種を密度定量したいという様々なニーズに対して、直接貢献できる。
- キーワード
研究者
大学院工学研究科
電子工学専攻
物性工学講座(プラズマ理工学分野)
佐々木 渉太 助教
博士(工学)(東北大学)/修士(工学)(東北大学)
Shota Sasaki, Assistant Professor
大気圧プラズマの生成・計測と医療・農業・環境応用を研究しています。
また,気相/液相の化学分析や化学反応計算,ソフトウェアの開発を得意としています.
・空気を原料とした気相化学種(N2O5, NO3)のその場制御合成技術
・気相化学種(オゾンや温室効果ガス等)の同時定量分析技術
・大気圧プラズマのバイオ応用(殺菌・殺ウイルス・遺伝子導入など)