二酸化炭素を放出する新種の火山の成因解明
更新:2024/11/27
- 概要
2000年代以降発見された新種の火山(プチスポット)をきっかけに、地球の物質循環が分かってきました。とくにマグマが地球内部から深海底に運ぶ二酸化炭素は、これまでの認識を超える量の移動が予想されています
- 従来技術との比較
深海底には残された謎が多い一方、耐水圧の技術が重要です
- 特徴・独自性
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- 日本列島に多い活発な火山(島弧)や、深海底でプレートを作り出す火山(中央海嶺)など地球上の火山は場所が限られています
- 火山発生場所では無い三陸沖やチリ沖の海底で新種の火山が発見されました(プチスポット火山)
- 海底調査で得られた溶岩試料の分析によって二酸化炭素放出量が異常に多い特異なマグマ組成です
- 沈み込むプレートの化学組成や、地球内部〜地球表層の炭素循環にも影響を及ぼしています
- 実用化イメージ
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世界の深海底での更なる調査を必要としています。深海底調査技術、特殊な岩石試料の分析技術における共同研究を期待しています。海底調査から得られる新資源獲得などについての連携も期待しています。
- キーワード
研究者
東北アジア研究センター
基礎研究部門
地球化学研究分野
平野 直人 准教授
博士(理学)(筑波大学)/修士(理学)(筑波大学)
Naoto Hirano, Associate Professor