二酸化炭素を放出する新種の火山の成因解明
更新:2020-06-16
特徴・独自性
日本列島に多い活発な火山(島弧)や、深海底でプレートを作り出す火山(中央海嶺)など地球上の火山は場所が限られています。これら火山発生場所では無い場所、三陸沖やチリ沖の海底で新種の火山が発見されました。プチスポット火山です。海底調査で得られた溶岩試料の分析によって二酸化炭素放出量が異常に多い特異なマグマ組成であることがわかり、沈み込むプレートの化学組成や、地球内部〜地球表層の炭素循環にも影響を及ぼしています。産学連携の可能性 (想定される用途・業界)
本研究は、世界の深海底での更なる調査を必要としています。深海底の調査技術、得られた特殊な岩石試料の分析技術における共同研究を期待しています。また、海底調査から得られる新資源獲得などについての連携も期待しています。研究者
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関連情報
Petit-spot as definitive evidence for partial melting in the asthenosphere caused by CO2. [Nature Communications, 8, 2017, doi: 10.1038/ncomms14302]
Submarine lava fields in French Polynesia. [Marine Geology, 373, 2016, 39-48]
Carbon dioxide emission to Earth's surface by deep-sea volcanism. [Geology, 41, 2013, 1167-1170]
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