東北大学 研究シーズ集

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培養筋細胞を運動させる

更新:2020-06-16
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特徴・独自性

培養ディッシュ上で活発に収縮活動する培養筋細胞系を作製しました。既存の培養系で得られる培養筋細胞は、収縮能力が全く未熟であるため、代謝能力も貧弱で、マイオカイン分泌もありませんでした。「運動できる培養筋細胞」を利用することによって、これまで動物実験に依存していた骨格筋の研究を培養細胞系へと移行させることが可能になります。

産学連携の可能性 (想定される用途・業界)

筋肉細胞とその運動効果を治療標的とした新たな薬剤の探索が飛躍的に加速されるものと期待されます(2型糖尿病治療・筋萎縮予防・運動効果の増強・筋の健康維持を促す薬剤のスクリーニングなど)。

研究者

大学院医工学研究科 医工学専攻 生体再生医工学講座 分子病態医工学分野

神崎 展 教授 
博士(医学)

KANZAKI Makoto, Professor

キーワード

関連情報

論文
Regulatory Mode Shift of Tbc1d1 is Required for insulin-responsive GLUT4 Trafficking Activity (2013) Mol. Biol. Cell 24(6): 809-817.
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