事業継続計画(BCP)の導入・向上
更新:2024/12/05
- 概要
事業継続マネジメント(BCM) は、企業や公的組織が災害、大事故、テロ、感染症などで甚大な被害を受けた際にも、重要業務を継続または早期復旧するための対応戦略で、事業継続計画(BCP)はその計画文書である。政府もその策定・改善を推奨している。当研究室はこの普及策・改善策を研究しており、政府のガイドラインにも深く関与している。産官学の勉強会の毎月開催し、複数の企業との共同研究も行っている。
- 従来技術との比較
従来の企業の防災、組織の防災は、身体・生命の安全と資産の保全を主たる目的とするが、事業継続では、企業・組織の提供する製品・サービスの供給責任を果たす目的も加わり、被災がサプライチェーンを通じて他主体、社会へ広く波及してしまうことを抑制する目的もある。経営戦略とも深く関わってくる。
- 特徴・独自性
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- 被害が企業・組織の活動を停止させることで倒産や社会的信用失墜を防ぐのが目的。
- サプライチェーンを通じて他主体、社会へ広く波及することを抑制するのも目的。
- 政府、経済団体等は、これら目的の必要性から導入・改善を積極的に推進している。
- 当研究室は、BCPの普及・改善策を研究し、政府のガイドラインの策定・改善に深く関与している。
- 当研究室は、BCPや防災の産官学の勉強会を毎月開催し、複数の企業と共同研究を行っている。
- 実用化イメージ
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BCP・BCMの導入・改善の支援により、企業・組織のレジリエンスが高められる。業界団体のガイドラインの策定や改善、企業との共同研究によるBCPの充実、訓練支援、人材育成が想定できる。
- キーワード