下痢性貝毒の新規微量検出法の開発
更新:2025/06/25
- 特徴・独自性
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下痢性貝毒であるオカダ酸(OA)が高結合性を示すタンパク質OABP2の効率的調達が可能となり、凍結融解後もOABP2がOA に対する結合性を保持することが明らかとなりました。下痢性貝毒は日本の養殖業を脅かす食中毒の一種で事前検査により未然に防がれていますが、動物愛護の観点から現行の急性毒性検査に替わる代替法の開発が望まれています。本研究ではOABP2を用いた新規OA定量法を開発し、簡便かつ迅速な下痢性貝毒検出法として販売化を目指しています。
- 実用化イメージ
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アフィニティーカラム法やラテラルフロー法をご専門にされる企業や団体と産学連携を進めたいです。
- キーワード
研究者
大学院農学研究科
此木 敬一 准教授
修士(理学)(東京大学)/博士(理学)(東京大学)
Keiichi Konoki, Associate Professor