金属ナノ粒子を用いた抗原虫薬の開発 アミノ酸被膜による効果の増強
更新:2020-06-16
特徴・独自性
金属ナノ粒子は、一般的な大きさの金属個体とは異なる物理的、化学的特性を持つ。これらの特性は金属ナノ粒子の比表面積が極めて大きいことに起因する。また、その量子サイズによって特有の物性を示す。さらに、金属ナノ粒子は微生物を殺滅する活性酸素種を産生する能力があり、膜透過性も持つ。
我々は、アミノ酸被膜金属ナノ粒子がトキソプラズマの増殖を抑制することを報告している。
産学連携の可能性 (想定される用途・業界)
マラリアを始め、人類の脅威となっている原虫感染症の予防、治療、診断について、金属ナノ粒子を使った新しいツールを提供できる可能性がある。ナノテクノロジー分野、動物医療を含めた医薬品分野等において活用の可能性がある。研究者
大学院農学研究科・農学部 資源生物科学専攻 動物生産科学講座 動物環境システム学分野
加藤 健太郎
教授
博士(獣医学)
KATO Kentaro, Professor
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