リンパ節転移リスクをリンパ節の内圧の変化から評価する


更新:2024/11/27
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概要

リンパ節転移リスク評価方法
https://www.t-technoarch.co.jp/data/anken/T13-196.pdf

従来技術との比較

がん細胞のリンパ節への転移の有無は、患者の生存率に大きく影響を与える。転移後の致死率が高いことから、早期にリンパ節転移リスクを評価できることが望ましい。しかし、従来の方法(超音波、CT、MRI、PETなど)では、最大短径10mm以下の微小転移巣を同定することは困難であり、早期にリンパ節転移リスクを評価することは困難であった。

特徴・独自性
  • 本発明では、リンパ節腫脹モデルマウスを用いた研究で、がん細胞が所属リンパ節に転移する際、リンパ節内の圧力が上昇するという知見を得た。リンパ節内の圧力を測定することで、早期にリンパ節転移のリスクを評価することができる。
実用化イメージ

乳がん、頭頸部がんの診断・治療において、リンパ節の転移有無、あるいは治療評価をすることが可能である。医療機器メーカー、圧力計測機器メーカー、との協働が可能である。

キーワード

研究者

大学院医工学研究科
医工学専攻
治療医工学講座(腫瘍医工学分野)

小玉 哲也 教授 
博士(工学)(東北大学)/博士(医学)(東北大学)

Tetsuya Kodama, Professor