- 概要
- 従来技術との比較
- 特徴・独自性
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- 建築史学:東アジアにおける禅院の建築と山水を中心とした建築・都市・庭園に関する研究。歴史的建造物調査や、学際的研究会の主催を通した、仏教建築様式史の再構築。
文化財学:歴史的建造物の保存と再生に関する実践的研究。過去の評価と未来への継承 時間・時間のリデザイン。歴史的建造物および歴史資料の、国宝・重要文化財・登録有形文化財としての評価を通した、国益に直結する人文科学的・工学的研究。
- 実用化イメージ
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歴史的建造物および関連する歴史資料を文化財として評価するにあたり、文化庁・奈良文化財研究所・文化財建造物保存技術協会・宮城県・仙台市などの国・県・市の関係諸機関と連携。
研究者
大学院工学研究科
野村 俊一
Shunichi Nomura
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- 概要
放射光X線・赤外光・超短パルスレーザーといった様々な光源を用いて、表面や界面の反応プロセスをリアルタイムで観測し、そのメカニズムを明らかにしています。近年、高輝度軟X線を用いたピコ秒時間分解X線光電子分光システムや雰囲気X線光電子分光システムを開発し、触媒表面・界面の分子や光励起キャリアのオペランド計測に成功しています。
- 従来技術との比較
触媒や電池などの物質・エネルギー変換の反応場はガスや液体に接しており、真空中での計測を前提とした従来の表面科学手法では直接観測することは困難でしたが、反応場を反応中に直接計測するオペランド計測が可能になりました。
- 特徴・独自性
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- 触媒・光触媒、燃料電池、リチウムイオン電池などの表面・界面の計測
- NanoTerasuでは軟X線に加えてテンダーX線~硬X線を用いた新規オペランド計測法を新たに開発
- 反応場を反応中に直接計測可能な「オペランド」計測の開発
- 実用化イメージ
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触媒・光触媒、燃料電池、リチウムイオン電池など実用材料における表面機能高度化や、環境技術、C1グリーンケミストリー物質変換技術開発に役立てたいと考えています。
研究者
国際放射光イノベーション・スマート研究センター
山本 達
Susumu Yamamoto
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- 概要
- 従来技術との比較
- 特徴・独自性
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- 微弱な光を照射するだけで、血糖やコレステロールなどの血中成分の分析が可能な、日々の健康管理のためのシステムや、息をセンサに吹き込むだけで代謝機能などの診断が可能な装置、また血液のみから複雑な前処理なしに脳腫瘍などの迅速診断が可能な手法などについて、基礎的および実用システム実現のための実践的研究を行っています。
- 実用化イメージ
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医療機器メーカーをはじめ、本分野への新規参入を検討している電子機器、通信装置、および計測機器メーカーなどが連携先として考えられます。
研究者
大学院医工学研究科
松浦 祐司
Yuji Matsuura
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- 概要
- 従来技術との比較
- 特徴・独自性
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- 蛍光顕微鏡は細胞内イオンの定量的可視化や光学顕微鏡の限界を超える観察などに必須の道具です。生物の「行動と神経活動の相関」を計測したい場合、現状では、ターゲットの神経細胞を機械的に固定するか麻酔するかしか方法がありません。また、これらの方法では細胞や生物が動かないので、「行動」を計測したことにはなりません。私たちは、動く生物を追いかけて神経細胞の活動を蛍光観察する手法を開発しました。
- 実用化イメージ
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観察しているターゲット細胞群の蛍光強度を観測しながら、細胞群の動き(3次元移動と変形)を自動でキャンセルする画像処理手法を開発しました。「生物の運動」と「動く神経細胞活動」を同時に計測できる技術を活用したい企業との共同研究を希望します。
研究者
大学院情報科学研究科
橋本 浩一
Koichi Hashimoto
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- 特徴・独自性
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- 水と被検査物との間に固体薄膜を挿入し、薄膜と被検査物との界面に負圧力を付与した状態で高周波数超音波を伝達する独自のドライ超音波法を開発しています。当該原理に基づき試作したドライ超音波顕微鏡により、これまで実現されていなかった水非接触下における電子デバイス内部の高分解能可視化に成功しています(図1)。さらに音響整合層として機能する高分子薄膜を挿入することで、従来水没時よりも高画質な内部画像を得ることも可能にしました(図2)。また、超音波が薄膜を通過する際に生じる音響共鳴現象を利用して、高分子フィルムの音響物性値を測定(図3)するなど、薄物材料の高精度な非破壊評価が可能です。この技術を産業界で活用したい企業や団体との共同研究を希望します。
- 実用化イメージ
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研究者
大学院工学研究科
燈明 泰成
Hironori Tohmyoh
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- 概要
- 従来技術との比較
- 特徴・独自性
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- 農業・医療分野の動植物感染菌対策に必要な抗菌剤の開発においては、効率的創薬手法の確立が求められており、我々は微生物ゲノム科学を活用して連続的に新規抗菌剤を創出する新技術体系を確立しました。新規創薬パイプラインでは、様々な基準抗真菌剤に対する糸状菌の網羅的な転写応答プロファイル解析から、創薬標的候補遺伝子の機能解析と候補化合物の系統的分別探索に有効な、1) 細胞システム毎(エネルギー系、細胞膜生合成系、細胞壁系、細胞骨格系等、シグナル伝達系)のレポーターアッセイ系、2) 化合物転写応答- 表現型データベースによる統計解析を組み合わせた新剤評価系を構築して産業運用しています。現在、化合物探索の共同開発が可能な状態です。
- 実用化イメージ
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研究者
大学院農学研究科
阿部 敬悦
Keietsu Abe
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- 特徴・独自性
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- 第一に、実世界にあふれる膨大な画像データのセンシング・処理・認識・解析の研究を行っています。特に、サブピクセル分解能の画像解析を可能にする「位相限定相関法」を発案し、個人識別(顔、指掌紋、FKP、虹彩、X 線画像の認識)、マシンビジョン、多視点3D 計測、画像検索、医用画像解析などに応用しています。
- 第二に、世界最高性能の耐タンパー暗号処理技術および生体認証技術を核にしたセキュアICT の基盤システムを研究しています。
- 実用化イメージ
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画像情報工学、情報セキュリティ、バイオメトリクス、LSI、組込み技術の分野における産学連携を進めることができます。既に多数の企業、大学、研究機関、医療機関などの研究者や技術者が、分野を問わず訪れています。情報知能システム(IIS)研究センターのスタッフがご相談を受け付けます。 info@iisrc.ecei.tohoku.ac.jp
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- 特徴・独自性
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- 膨大な言語データを意味的に解析し必要な情報・知識を抽出する技術、抽出した情報・知識を分類・比較・要約する技術、それらを可能にする世界最速の仮説推論技術など、先進的な自然言語処理技術を研究開発しています。また、これら基盤技術をウェブやソーシャルメディアなどのビッグデータに適用し、大規模な情報・知識マイニングや信頼性の検証支援、耐災害情報処理などに応用する実践的研究も展開しています。
- 実用化イメージ
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言語意味解析に基づく高度なテキストマイニングによる市場動向調査や技術動向調査、隠れたニーズやリスクの発見、社内文書の構造化・組織化による知識管理支援、対話システムなど、多様な分野・業種との連携が可能です。
研究者
言語AI研究センター
乾 健太郎
Kentaro Inui
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- 概要
- 従来技術との比較
- 特徴・独自性
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- 近年、高精細映像通信サービスやユビキタスネットワークの普及による情報の多様化に伴い、情報と人との間をつなぐヒューマンインターフェースとしてディスプレイの重要性が高まってきています。ディスプレイ技術は、これまでに高画質化、高機能化など目覚ましい発展を遂げてきましたが、その一方で人に対する負担はますます大きくなってきています。当研究室では、情報端末の存在が気にならなくなるような人に優しいディスプレイ技術の構築を目指し、光の偏光および拡散の精密な制御技術、ならびにそれに基づいた高性能ディスプレイシステム、光機能性デバイスについて研究を行っています。これにより電子ブックやデジタルサイネージ等をはじめとした新しいメディアの創出、省エネルギー社会の実現に貢献することを目標としています。応用として液晶分子の表面配向状態の解析、およびその制御技術、液晶の広視野角・高速化技術、超低消費電力反射型フルカラーディスプレイ、超大型・高品位マイクロLED ディスプレイなどについて研究を進めています。また、波長可変のバンドパス液晶フィルタによる小型・高速分光イメージング技術についても研究を行っています。マシンビジョンとしてドローンやロボット、自動車などに搭載し、分光画像を動画で取得することで様々な物体の解析が可能となることから、ヘルスケアー・医療用のモニタ、農業・水産業・林業・工業など食品・製造物の識別など様々な分野への応用が期待されています。以上のような技術をさらに進展させ、産業界で活用したい企業や団体との共同研究を希望します。
- 実用化イメージ
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研究者
大学院工学研究科
石鍋 隆宏
Takahiro Ishinabe
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- 概要
超臨界/亜臨界抽出分離技術とは、水や二酸化炭素等の物質を高圧・高温にした際に、それらが液体と気体の両方の性質を併せ持った流体(超臨界/亜臨界流体)となることを利用し、その流体を用いてこれまで分けられなかった様々な物質を抽出分離できる技術です。特に亜臨界抽出では、より温和な条件での抽出分離を実現しています。有機溶剤を使用しないグリーンな抽出分離プロセスや装置、理論の研究開発を行っています。
- 従来技術との比較
開発した亜臨界溶媒分離法は,在来型の蒸留・抽出・分離等の化学工学プロセスとは異なり,大幅なスケールダウンを実現できることがメリットです。
- 特徴・独自性
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- このシーズは、下記の特徴を持ちます。
- ・水、エタノール、二酸化炭素等の環境溶媒のみを製造工程に用いることができる
- ・SDGs の推進
- ・日本発の医薬食品・飲料・化粧品・化成品等の製造工程のグリーンイノベーション
- ・これまでに抽出分離できなかった、利用できていなかった有用成分の利活用
- ・グリーン溶媒を用いた反応・吸着の設計
- ・高圧クロマトグラフィー/半回分装置/流通装置を保有
- 実用化イメージ
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低極性・高極性化合物や沸点の異なる化学物質の抽出分離に長けた溶媒を用いています。医薬食品・飲料・化粧品・化成品等の化学・材料分野に応用できます。
研究者
大学院工学研究科
大田 昌樹
Masaki Ota
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- 概要
非フッ素系PTFE水分散剤 https://www.t-technoarch.co.jp/data/anken/T19-448.pdf
- 従来技術との比較
PTFE粒子を水などの溶剤に分散させるためにはフッ素系分散剤が必要であったが、PFAS規制により仕様が制限されつつある。本発明は非フッ素系PTFE粒子分散剤を提供する。
- 特徴・独自性
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- このシーズは、下記の特徴を持ちます。
- ・カテコール系接着官能基を用いてPTFE に接着する分散剤を合成
- ・PTFE 等の低表面エネルギー粒子を水などに良好に分散
- ・PFAS 規制などで使用できない分散剤の代替として有望
- 実用化イメージ
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PTFE粒子などの低表面エネルギー粒子は、撥水剤やバインダーなどとして広く使用されています。本用途におけるPFASフリー化に貢献することができます。
研究者
高等研究機構材料科学高等研究所
藪 浩
Hiroshi Yabu
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