iPS細胞の腫瘍化を抑制することが可能な分化誘導方法
更新:2020/06/16
- 特徴・独自性
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- 本発明は、スタチン系薬剤を用いることにより、iPS 細胞の移植に際して問題となる腫瘍化を抑制する技術である。スタチン系薬剤は、すでにコレステロール低下薬として広く普及している。iPS細胞の移植先における腫瘍化は、iPS細胞の再生医療応用への最大の課題のひとつであるが、細胞ソーティングなどの煩雑な手技を経ずに、スタチンを用いるだけでこの腫瘍化の課題が解決することができれば、iPS 細胞を用いた骨再生医療の実現へ大きく前進することが期待される。
- 実用化イメージ
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本発明は、医科・歯科領域で重要な骨組織再生技術をiPS細胞を用いて可能にすることが想定される。
- キーワード
研究者
大学院歯学研究科
歯科学専攻
リハビリテーション歯学講座(分子・再生歯科補綴学分野)
江草 宏 教授
博士(歯学)(広島大学)
Hiroshi Egusa, Professor