大気圧プラズマ流による次世代滅菌法の開発
更新:2020/06/16
- 特徴・独自性
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- プラズマ滅菌は化学反応性、大気圧低温、低消費電力、低コスト、安全などの利点を有するため、既存の滅菌法の代替滅菌法として開発が進められている。本研究室では、様々な大気圧低温プラズマ流に対して、化学種生成輸送機構や滅菌効果について解明してきた。図1に示すように大腸菌にプラズマを照射すると、細胞内部よりカリウムが漏出してくる現象や細胞の高さが減少し変形することなどを明らかにしている。また、図2に示すように細管内部にプラズマを非一様に生成し、誘起される流れにより化学種を輸送して細管内壁を滅菌する手法を開発している。この技術を産業界で活用したい企業や団体との共同研究を希望する。
- キーワード
研究者
流体科学研究所
ナノ流動研究部門
生体ナノ反応流研究分野
佐藤 岳彦 教授
博士(工学)(東北大学)/修士(工学)(東北大学)
Takehiko Sato, Professor
流体科学研究所 佐藤(岳) 研究室では,プラズマ殺菌やプラズマによる細胞応答など、次世代医療技術として期待されている 「プラズマ医療」や高速ナノ液滴、水中放電、帯電キャビテーションなどの基礎学理の構築ならびに応用やを進め,国民の健康を守る新しい医療・ケア技術や公衆衛生向上技術の創成を目指しています.