活性型ビタミンB6により炎症を抑制


更新:2024/12/19
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概要

慢性低酸素状態による炎症改善医薬組成物
https://www.t-technoarch.co.jp/data/anken_h/T22-162.html

特徴・独自性
  •  加齢に伴う循環器や呼吸器の機能低下は、末梢組織における酸素濃度の減少を引き起こすことが知られている。
  •  本発明者らは、慢性的な低酸素状態が炎症反応を増悪すること及び慢性低酸素状態における生体反応は、低酸素応答因子HIF (Hypoxia Inducible Factor)経路とは独立した経路であることを見出した。
  •  慢性低酸素状態のマウス(7%酸素濃度に3日間曝露)の肺では、ピリドキサールリン酸の減少及び炎症性サイトカイン(IL-6)の増大が観察された。 本モデルマウスにピリドキサールを投与することにより、慢性低酸素状態におけるリソソーム活性が回復し、炎症性サイトカインを抑制する事が確認された。
  •  本発明は、この知見に基づく慢性低酸素状態、及びこれに起因する炎症反応を改善する医薬組成物に関する。
実用化イメージ

・医薬品(特に、COVID19が引き起こす無症候性低酸素症に関連する炎症の緩和に期待)
・サプリメント

キーワード

研究者

大学院医学系研究科
医科学専攻
生体機能学講座(医化学分野)

関根 弘樹 准教授 
博士(医学)(筑波大学)/修士(理学)(東北大学)

Hiroki Sekine, Associate Professor